使用してない太陽熱温水器(朝日ソーラーなど)が空き家にそのまま放置してあるのならば処分することをおすすめしています。
まだ新しいものであったり、誰かが空き家を使う予定があるのであれば放置していても問題はありません。程度がよく性能もいい場合は移設して自宅で使用する方法もありますが、15年以上たっている場合は処分してもよいでしょう。
空き家の朝日ソーラーの処分方法とその費用などについての説明や、自分でどこまで解体できるのかをご紹介します。
古い太陽熱温水器(朝日ソーラーなど)を処分した方がよい理由
太陽熱温水器は1970年代から多くの家庭にひろまり、太陽光により温水を作ることができるので、近年エコという視点から再び注目されています。
空き家になっているご家庭の屋根には20年~30年ほど前のものが、壊れたまま放置されていることも多く、屋根のリフォームや解体が決まって撤去されているような状況です。
古くなり水漏れが起こったりすると、屋根に雨漏りしてしまったり、部品が古くなって落下するなど地震や台風などで被害が出ることもあります。
空き家だからといって放置しておくのではなく、使ってないもの、壊れて使えないものが屋根の上にあるのであれば、自然災害が起こる前に撤去しておくことをおすすめします。
太陽熱温水器の撤去方法
太陽熱温水器のタイプ
タンク一体型 | 貯湯タンクが屋根に載せてある |
---|---|
パネル分離型 | 集熱器とタンクが分離して集熱器だけを屋根におく |
水道直圧型 | ガス給湯器に接続することが出来る |
古くから一般家庭に多く利用されているタンク一体型は、2階の屋根の上に載っていることが多く、撤去する際に足場を組んだり、クレーン車を使って撤去するような場合もあります。
一般的な朝日ソーラーなどのタンク一体型の撤去方法を例にみていきましょう。
この手順を屋根の上で行うことになります。そして、重量は水が入ってない場合でも100キロほどあるので、自分で足場を手配したり、人数を確保する手間などを考えると、業者へ依頼した方が簡単だということがわかります。
太陽熱温水器を撤去する期間について
朝日ソーラーなどタンク一体型の太陽熱温水器の撤去は半日程度で終わることが多いようです。屋根の固定部分の補強や水道配管などの修正が必要な場合は1日かかることもあるので見積もりの時に確認しておくとよいでしょう。
また、太陽熱温水器と交換でガス湯沸かし器などを設置する場合は、もう少し工期が伸びることもあります。
太陽熱温水器を自分で撤去することはできないことはありません。
1階の屋根に設置されているものであれば足場なども最小限ですみます。屋根の上である程度バラすことができるので、細かく仕訳けることが重要です。ただ、屋根の構造によっては難しい場合もあるので、無理な場合はプロへ依頼しましょう。
おろしたものをトラックへ載せてお住まいの地域の粗大ごみ処理場へ持ち込み、直接持ち込みするのが難しい場合は、業者に依頼することをおすすめします。
直接粗大ごみを清掃工場へ持ち込みする場合も事前に予約が必要なので、以下の窓口へ電話またはインターネットで申し込みしてください。
2階の屋根に太陽熱温水器が設置されているのであれば、自分ではやらずにプロに依頼されることをおすすめします。重いタンクを足場の悪い屋根から下すとなると大変な労力です。
状態がよいものであれば、ジモティーやヤフオクを利用して売る事も可能かもしれません。
太陽熱温水器で有名な朝日ソーラーの公式サイトを見てみると、使わなくなった太陽熱ソーラーの取り外しと廃棄は60,000万円~対応していると記載してあります。
人力でおろす場合は何人で作業されるのか、どれくらい時間がかかるのかを聞いてみましょう。業者によっては、クレーンで同じくらいの料金で作業してくれる所もあります。
また、他社メーカーの処分から修理点検もできると記載があるので、ご近所にお願いできるような業者が見当たらない場合は相談してみるとよいかもしれません。
1社で決めるのではなく、なるべく複数の業者の見積もりをとり比較して決めることをおすすめします。
施工事例
太陽熱温水器の撤去をされている業者の大まかな料金を調査してまとめました。設置されている太陽熱温水器の状態や屋根の傷み具合で料金が違い、撤去を行う人数なども違いがあるようです。
作業時間 | 料金 | |
---|---|---|
築39年・2階建て住宅 |
1日 |
約60,000円(太陽熱温水器撤去・システム用配管端部仕舞他含む) |
2階建て住宅 | 記載なし | 50,000円 |
2階建て住宅 |
2時間 |
55,000円(※他商品購入による割引あり) |
築20年・2階建て住宅 |
半日 |
73,500円(※太陽熱温水器解体撤去・給湯器配管切断加工含め) |
見積もりの際は、撤去をして廃棄までの価格なのか、撤去のみの価格なのかを聞いておいた方がよいでしょう。
リフォームの比較サイトであるホームプロでも、太陽熱温水器の撤去をお願いすることができます。お住まいの地域でどのくらいの料金でできるか知りたい方は、オンラインで見積もりができて匿名でもOK!なホームプロがおすすめです。
空き家にこれから住もうと思っていたり、を誰かに貸すことを検討しているのならば、屋根のリフォームと一緒に太陽熱温水器の撤去を行うとよいでしょう。
屋根や外壁のリフォームの際に相談すれば、無料で撤去してくれるような場合もあります。
また、太陽熱温水器を外して、太陽光発電に変更する方も業者の方がサービスしてくれる場合も。
リフォームなどと絡めて撤去をお願いしたいのか、太陽熱温水器だけの撤去をお願いしたのかで見積もりの料金も変わります。
そのため、これからの利用する方のニーズを含めて、複数の業者へ料金の見積もりをお願いして比較すると安心です。
リフォーム一括見積もりサイトのホームプロでは、お住まいの地域において、複数の業者の太陽熱温水器を撤去にかかる費用を比較することが可能です。
太陽熱温水器の撤去や取り換え、屋根のメンテナンスなど様々な作業をお願いしたいという方は、オンラインで見積もりができて匿名でもOKなのでおすすめです。
空き家を解体する予定の方や、大量に不用品を回収してもらうつもりでいるならば、太陽熱温水器も一緒に撤去できないか尋ねてみるとよいでしょう。
便利屋さんや不用品回収業者へ依頼すると、太陽熱温水器の撤去費用は「約5~10万円」が相場になります。
やはり、専門業者の方へ依頼する時と同じように、足場を組まない場合と、足場を組む場合とで料金が2倍ほど違うと理解しておきましょう。
撤去する太陽熱温水器の設置場所、年式や形などによっても費用が異なるので、3社程度に見積もりをして比較することをおすすめします。
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太陽熱温水器は最近、エコな商品として再び注目されており、自治体によっては補助金も出るようなところもあるほどです。
しかし、補助金が出るのは新しいものを購入した場合のみであり、撤去や移設工事では補助金はでません。
空き家の太陽熱温水器が新しいものであれば、移設して我が家で使うという方法もありますが、コストがかかるのであまりおすすめできません。
空き家から撤去するために5~10万円ほど費用がかかります。そして、次に利用するお宅への輸送費や設置工事費用を考えると、10万円以上の費用がかかってしまう計算になります。
様々な費用を計算してみると、新しいものを設置した方が補助金もあり、設置料金をサービスしてくれたりすることもあるのでおすすめです。
使わなくなった太陽熱温水器を放置している方は、もしそれが使わない家であっても撤去することをおすすめします。
もっとも安く処分する方法としては、自分で撤去することになりますが、屋根に上る事に慣れていない方は難しいので、プロにお願いした方がよいでしょう。
放置しておくと、自然災害で近隣の住人に被害を与えてしまうことも考えられます。古いものであれば特に、取っておく価値はありません。
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多くの残置物が残っているけれど、空き家を売りたいという方は、『訳あり物件買取プロ』がおすすめです。
部屋はそのままの状態で買い取らせていただきますので、片付けの必要はございません。
物がたくさんたまったゴミ屋敷のような状態でも買い取ってもらえるので、「せっかく片付けたのに、買い取り手が見つからない」ということを防ぐことができます。
利用者の口コミはこちらにまとめています。「訳あり物件買取プロ」の口コミ・評判・サービスについて>>
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太陽熱温水器の寿命は、利用される地域や使用状況によっても変わってきますが15年から20年と言われています。 定期点検や、消耗品の交換などを定期的に行っていれば、20年以上利用し続けることも可能なのだそうです。
太陽熱温水器の重量は、大きさによっても違いますが、使用している状態で300kgほどあるので屋根の負担にもなります。そのため、太陽熱温水器の設置場所や重さが原因で屋根の雨漏りにつながる場合もあります。
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