野良猫を空き家周辺で見かけたら注意が必要です。空き家と自宅が近い場合は頻繁に見回りに行くことが可能ですが、空き家と自宅に距離がある持ち主の場合は難しいでしょう。
もし空き家に野良猫が住み着いてしまった場合は、自分で野良猫を捕獲したり、傷つけてでも追い払うのではなく、保健所などの官公庁に相談しましょう。
このページでは、空き家に野良猫を発見した時や住み着いてしまった時の対処方法などを解説していきます。
空き家に野良猫が住みついてしまうとさまざまな悪影響が生じてしまい、場合によっては空き家そのものの価値を下げてしまう場合もあります。
野良猫が住みつかないようにする対処方法として、野良猫の侵入を防ぐグッズがおすすめです。
超音波とフラッシュライトで猫、犬だけでなく、ネズミ、キツネ、鳥、げっ歯類などの野生動物が近づきません。ソーラー式で電池交換不要で、2つのコントロールボタンでセンサー感知範囲設定、稼動モードの選択が可能です。
楽天では713件の評価で☆3.98とまずまずの評価です。
単品 | 2個セット | 3個セット |
---|---|---|
4,500円 | 8,730円 | 12,560円 |
Amazonでは52件の評価で☆3の評価です。
単品 | 2個セット | 3個セット |
---|---|---|
3,973円 | 7,560円 | 10,690円 |
動物撃退器は超音波とともに、強いストロボ光や警報音を発することにより動物を撃退します。猫、ネズミなどの小型動物から、鳥やタヌキ、イノシシ、イタチなど5つモードで多種類の動物を撃退することができます。
楽天 | Amazon |
---|---|
☆3.5 |
☆5 |
お住まいの地域によっては、センサーで猫を追い出す猫よけ機の貸出を行っている所もあるようで。購入する前に、まずはお住まいの地域のホームで確認することをおすすめします。
船橋市:猫よけ機(超音波発生装置)貸出しのお知らせ>>
刈谷市:猫よけ器貸出制度>>
高性能のフラッシュライトになると動物の嫌がる超音波とフラッシュが同時に発せられるものがあり、高性能な商品で15,000円程度、安価な商品ならば5,000円程度で購入することが出来ます。
フラッシュライトの超音波は等物にだけ聞こえる音域の音なので、人間に聞こえて嫌な気分をすることはないので安心です。また動作電力もソーラーライトに対応している商品を選べば電源を確保する必要もないので便利です。
100円ショップで販売されている「トゲトゲシート」は、設置していない場所から侵入してくるのであまり効果がないと言われています。
市販の忌避剤は時間がたったり、雨で効果が薄れてしまうので、頻繁に空き家へ来て忌避剤を撒く必要があります。このように、様々な対策がありますが、猫には学習能力があるので、改善しないケースもあります。
楽天では3件の評価と少ないですが、☆4.5と高い評価です。
単品 | 2個セット | 3個セット |
---|---|---|
1,320円 | 2,640円 | 3,960円 |
Amazonでは26件の評価で☆3の評価です。
単品 | 2個セット | 3個セット |
---|---|---|
1,320円 | - | - |
野良猫の糞や尿でお悩みの方に「野良猫撃退!番人くん」がおすすめです。野良猫が嫌がる超音波を使用し、野良猫に「この場所は危険な場所」ということを認識させることができます。
糞被害・庭荒らし・畑荒らしなどの被害や、野良猫によって車やバイクに傷つけられたといったトラブルでお悩みの方が、野良猫被害を短期間で防止することができたと口コミでも記載があります。
効果がなければ返金保証も利用できます。
使用方法は簡単!電池を入れて猫被害がある場所に置くだけです。90日間無料メールサポートもあるので、効果が出るための知恵をいつでも聞くことができるのもうれしい特典です。
公式サイトには、17年間野良猫の被害にあっていたご家庭も、効果があったというコメントが記載されています。
空き家を見に行くたびに、糞や尿の臭いに悩まされているのであれば、ご近所に住んでいる方は日々そのストレスを感じていることになります。番人くんを置くことは、野良猫を一切傷つけることなく、空き家を管理している方もご近所の方もストレスから解放されるのでおすすめです。
野良猫は人間では通り抜けられない隙間でも自由に通りますし、低いフェンスや植え込みなどはジャンプして乗り越えます。
まず、植え込みやフェンスや空き家との間にある隙間は板で仕切ってふさいでしまうことから始めましょう。
植え込みも木が弱ってしまえば枯れてしまい、その部分から野良猫が出入りするようになるので、できることなら植え込みを無くしてブロックやフェンスに替えてしまうのがいいでしょう。
空き家管理を運営している会社や便利屋はそういった対策のプロなので、分からないことは聞いてみることをおすすめします。きっとよいアイデアを提案してくれることでしょう。
雑草が生えると周りから見えなくなる死角が出来るので、野良猫はそこに住み着いてしまいます。また野良猫は雑草を食べて嘔吐する習慣があるので雑草が生えないように庭の手入れをしましょう。
あわせて、庭の樹木も剪定しましょう。樹木が伸び放題になればその分樹木の根元などに死角が出来ますから野良猫が住みかにしてしまいます。
特に春から夏にかけては雑草や樹木が伸びてしまうのでこの時期には必ず剪定や除草をしましょう。
野良猫がやってくるのは「餌となる食べ物が豊富」であることも原因です。
空き家の持ち主は餌を置いておくわけがないのですが、周辺の住民が「かわいそうに」と餌をやるようになれば、そこは野良猫にとって居心地のいい場所になってしまいます。
もしあなたの知る範囲で近所に餌をあげている人がいれば「被害が出ていて迷惑している」とか「空き家に住みつけばあなたの家にも迷惑をかける」と言った旨を伝えて餌やりをやめてもらいましょう。
水を入れたペットボトルを設置する方がいますが、ほぼ効果が期待できないようです。埼玉県の動物指導センターの記事を参考に対策をしてみてください。
空き家に住み着いた野良猫を駆除すると言うことは、それらの動物を「殺す」と言う意味ではありません。
あくまで空き家の管理上好ましくないので、別の場所に移動することを「駆除」の第一の目的にしてください。
もし、野良猫などの動物を殺すと「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」に違反したことになり罰せられます。
また動物の死骸を住んでいる地域の条例や規則で定められている以外の方法で遺棄した場合も同様に法律違反となり2年以下の懲役、または200万円以下の罰金に処されます。
世の中には毒を混入した餌で野良犬や野良猫を殺してしまう残酷な犯罪もありますが、当然空き家から野良猫を追い出すための方法としては違法です。
毒を含む餌は、野良猫だけではなく野良犬などその他の野生動物や野鳥が食べることもあり、異常死の状態を発見されれば保健所や警察などが調査や捜査に乗り出すこともあり、結果的にあなた自身が罪に問われることになります。
動物愛護法については所管官庁である環境省が以下のホームページで詳しく解説しています。
もし、あなたの空き家に既に野良猫が住みついてしまっていれば、早急な対応が必要不可欠です。
そして、野良猫の糞を空き家で発見した場合、庭は野良猫の縄張りなってしまっている可能性があります。
既に周辺の住民に迷惑をかけている可能性もありますから、急いで野良猫を追い出さないといけないのですが、どこかに追い出すと言っても効果的な方法があるわけではありません。
まずは自分でどこまでの対処ができるのか、業者に依頼して対処が可能なのかを検討するところから始めてもよいでしょう。
物理的に野良猫が住みつく場所を無くしてしまうことも方法の1つです。
実際、ブロックや植え込みなどを取り払ったり生じている隙間を埋めるとか、樹木を撤去してしまえば野良猫は住みつく場所を無くしてしまいます。
住めなくなってしまえば野良猫は出ていってしまいますから、あなたの空き家にはもう実害が生じることはありません。
まとめて依頼すればその分割引もしてもらえるので、業者と事前に価格交渉をしてみると良いでしょう。
ただし、誰も住むことが無い空き家にお金を掛けることが、あなた自身もあまり納得できないでしょうし、あなたの家族の理解が得られないかもしれません。
また、行き場を失った野良猫が空き家の周りの別の家に住み着く可能性もありますから、地域レベルで考えれば根本的な解決にはなりえないかもしれません。
あなたの空き家がある地域に野良猫の保護や里親探しを請け負っているボランティア団体があれば、そこに相談してみる方法があります。
ボランティア団体では、あなたの空き家に出向いて野良猫を保護してくれるだけではなく飼い主を探してくれるところまで手伝ってもらえます。
費用は無料の場合もありますが、ボランティア団体も活動費用が必要なのですからある程度の謝礼を支払うことをお勧めします。
ボランティア団体の具体的な活動については以下のホームページに詳しく掲載されています。
猫のボランティア活動について(ねこちゃんホンポ)
犬猫の里親募集(NPO法人犬猫愛護会 わんぱーく)
都道府県や政令指定都市には保健所があり、野良猫の保護について相談を受け付けています。
一般的な「保健所」のイメージでは野良猫を殺処分する機関のイメージもありますが、殺処分に至る前に飼い主を見つけてくれるなど保護活動を行う保健所も多いのです。
また、野良猫が住みついて困っている実情について相談をすれば、具体的な対処方法なども教えてもらえるので便利な機関でもあります。
全国にある保健所の中には保健所で保護している野良猫の情報をホームページに掲載して里親を募集している保健所もあります。
詳しくは以下のホームページを参考にしてください。
世の中にはイノシシやシカなど、農作物に被害を与える害獣を駆除する専門業者がたくさんありますが、これらの業者では野良猫の駆除を引き受けることはありません。
と言うのも、野良猫が動物愛護法によって守られており、それらの動物を傷つけたり捕獲する行為が禁止されているので業者も対応しないのです。
ただし、空き家に住み着いた野良猫を捕まえることは業者に依頼できます。
野良猫の捕獲を請け負うのは便利屋が多く、かかった時間で時間給を支払う形になります。5時間かかれば時間単価×5時間分の報酬と捕獲時に要したおとり用の餌などの実費を請求されます。
捕まえた野良猫は保健所に引き取ってもらえば動物愛護法にも抵触しません。
そもそも、野良猫は安全な居場所として空き家を好む習性があります。
例えば猫は子どもを安全に産み育てる場所として、狭い場所や隠れやすい場所を好む習性があるのですが、空き家は住みかにするだけでなく子育ての場所としても最適です。
実際、空き家に野良猫が住み着いてしまったらどのような実害が起きるのでしょうか。ここからはよくある4つの実害を解説していきます。
野良猫の糞尿は放置しておくと悪臭がしますし、不衛生な環境になります。
特に猫の尿は「マーキング」の意味もあって、空き家を自分の住みかと決めればそこで糞尿をあえて行うようになり、同じ場所で糞尿を繰り返すことになってどんどん悪臭が発生してしまいます。
糞尿がたまってしまえばハエなどの害虫が発生してしまいますし、糞尿を養分にして雑草が茂りやすくなるので空き家の管理上好ましくありません。
糞尿とは別に、猫は体調不良になったり、体毛を飲み込んでしまった時には、わざと草を食べていの中の食べ物を吐き出す「嘔吐」を習慣にしています。
空き家の庭先に雑草が生えていると草を食べてその場で嘔吐をするように習慣づいてしまいますから、当然悪臭が発生する要因になります。
特に猫は自分の死骸を見られたくない習性を持つので、本当に亡くなってしまう時は自分で死期を悟って、人目につかない場所や隠れやすい場所を死に場所に選びます。
結果的に空き家に野良猫の死骸が放置されることになります。野良猫の死骸に気付くのは悪臭がしてから初めて気付くことも多く、周辺の住民からの苦情を言われて初めて気づくようなこともしばしばです。
また、死骸があるような空き家を貸し出したり売りに出してもマイナスイメージが付きまとって希望する金額で契約が成立しない場合もあります。
野良猫は危険を感じたりすれば当然鳴いたりしますから、隣接した住居がある場合は当然騒音に悩まされることになります。
特に住宅街の空き家では安眠妨害になることもあり、すぐに空き家の持ち主に苦情が入ってくるでしょう。
特に猫には発情期があり独特の鳴き声をして異性を求めるのですが、この時の声があまりにも大きくて夜通し聞こえるので周りの人は困ってしまいます。
また、野良猫同士が空き家の縄張りをめぐって喧嘩になると、この声も当然騒音になってしまいます。その他野良猫が子どもを産んでから親を呼ぶ子猫の鳴き声なども同様に騒音となりえるでしょう。
野良犬の場合は、野良猫と同様の環境を好むので空家に住み着くことも考えられます。
実際、小型犬の場合、身のこなしも野良猫とあまり変わりがないので塀の隙間や低い生垣などは飛び越えて侵入することもあります。
特に、野良犬の糞尿はかなりにおいを発することがあるので、住宅街の空き家に住み着かれてしまうと悪臭を周囲にもたらしてしまうので苦情の元になるので速やかに対処しましょう。
住みついてしまった場合、その対処法は野良猫の場合とほとんど変わりはありません。
野良犬に対処する際に気をつけて欲しいことは、野良犬は獰猛になっている場合人間にかみつく危険性があることです。
野良犬は予防接種を受けていないので、狂犬病などかみついた時に人間に感染する恐れのある病気を保有している場合があります。
また、野良犬が子どもを産むと複数の子どもを産むので、あっという間に野良犬の「群れ」が出来てしまいます。
野良犬の母親は子供に危害を加えられそうになると特に攻撃的になるので、野良犬が群れになってしまわないうちに保健所に相談して対処しましょう。
空き家に野良猫が住みつかないようにする確実な方法は定期的な空き家の管理を行うしかありません。
野良猫に関しては、空き家を放置しておくことが1番のリスクになります。
野良猫対策として、樹木や雑草をいくら手入れをしても、すぐに伸びてしまいますので、管理に掛ける手間と時間は年間で通すとかなりのものになるでしょう。
その場合、費用はいくらか掛かりますが民間警備会社のホームセキュリティーサービスや空き家管理サービス、便利屋など空き家の定期的な管理を請け負ってくれる業者に依頼して空き家の環境美化を依頼することも考えましょう。
スポンサードリンク