空き家の庭先などに置いてあるプレハブの物置は、放置するよりは何らかの方法で処分する方が管理上も問題が生じません。
もし、物置として使用する予定がなくなった場合にはぜひ物置の処分を検討されることをお勧めします。
それでは、実際に物置を処分する際の方法や費用について詳しく調べてみました。
物置を処分する方法についても見てみましょう。
物置の処分は基本有料ですが、費用の根拠としては作業員の人件費と解体した廃材の処分費や運搬費となります。
ここでは、実際にどのような方法があり、どの程度の費用が掛かるのかを特に確認してみました。
解体業者に依頼する
解体業者に依頼した場合、物置の大きさで金額が変わってくることが多いです。主な物置のサイズとかかる処分費用を列記してみます。
一般的に、家庭用として用いられているのは4m~5m程度の物置が多いです。その場で解体してくれて、廃棄物として処分してくれることも考えると、この金額は妥当かもしれません。
なお物置の処分費用については以下のホームページにも詳しく掲載されています。
物置撤去処分サービス(MAホームサービス)
https://www.mahome.jp/サービス内容/物置処分料金表/
自分で解体する
物置を自分で解体することも可能ではあります。ただし、自分の身長よりも大きなサイズの柱などを解体するわけですから、当然他にも手伝ってくれる人がいたほうがいいでしょう。
自分で解体するときに考慮したいのは使用する道具や解体後の廃棄物の運搬手段、そしてなにより廃棄物を引き取ってくれる場所の確保です。
自分の身長よりも高い物置を解体する場合、当然脚立などの作業台が必要です。また、解体が無事に済んでも廃棄物を運ぶために軽トラックは最低でも必要です。
これらを無料で借りることができれば問題はありませんが、有料で借りる場合は結果的に解体業者に処分してもらう方が安価で済む場合もあります。
解体した廃棄物は、地域のクリーンセンターなど自治体の処理施設に持ち込んで処分してもらえる場合があります。自治体によっては引き取らない場合や有料で引き取る場合など様々なケースがあるので、あらかじめ自治体の担当課に問い合わせておきましょう。
無償で譲り渡す
友人や知人に無償で譲り渡すことも方法の1つです。ここで問題になるのは解体して移動し、別の場所で組み上げる作業を伴うことです。
また、作業のために必要な脚立等の作業台、運搬に使用する軽トラックなどが確保できるかどうかもこの方法のカギを握っています。これだけを見ても、素人ではなかなか譲り手が見つからないことはわかるでしょう。
実際、物置を組み上げるだけの知識を持っている人はなかなか存在しませんが、「ジモティー」や「メルカリ」などのサービスを使えば無料で譲ってもらいたい人も見つかるかもしれません。
それらのサービスを利用する際、運搬や設置にかかる費用は購入者が負担することを必ず明記しておきましょう。このことが取引上のトラブルになることもあるからです。
物置は庭先などに設置されることが多いですが、ただ設置するだけなので、建物と違って土台との固定が簡素化されていることも多いです。
つまり、取り外そうとすればいつでも取り外すことができる簡易な構造になっているため、地震や強風の影響を受けて倒壊する可能性が高いのも事実です。
実際、平成30年9月に関西地方にやってきた台風や、令和元年9月に首都圏を襲った台風では瞬間最大風速60メートル弱を記録し、物置が根こそぎ倒壊して飛散する事態も多数発生しました。
特に空き家の物置は中身が何もないので重りとなるものもなく、飛散しやすい状況下にあります。飛散して第三者の財産などに被害を与える前に処分することを考えられることをお勧めします。
物置そのものは原則有料になるものの、処分することは可能です。最近ではリフォーム業者等が有料で物置の解体や処分を請け負ってくれるケースも多くなっています。
物置の処分費については、残念ながら無料にならないのが実情です。物置の材料である金属類は市場でも高価な部類ではないため、金属買い取り業者もお金を払ってまで収集しようとしないからです。
どうしても無料で処分しようとするならば、ジモティーなどで無料で譲り渡すか、自力で解体して処分する以外に方法はありません。
ジモティーhttps://jmty.jp/
物置も程度が良いものであれば売却することは可能です。ただし、売却できるのは極めてまれなケースと考えておいたほうがよさそうです。
物置自体数年使用しているだけで外見に劣化がみられるようになりますから、少なくとも新品と同じような価格で売却することはできません。
また、売却しても使いたい場所への移動が必要となるとそれらにかかる費用が必要となり、結果として新品の物置を買ったほうが安いこともあります。
そもそも市場では「使用しなくなった物置を売る」という概念がまだまだ定着していないのが実情ですから、現状では売却できるのは極めて稀と考えてよいでしょう。
ただし、以下に掲げるケースの場合は売却できる可能性もあるので気に留めておきましょう。
①空き家売却時に一緒に売却する
空き家を売却するときに物置も「現状渡し」として譲る方法です。物置相当の金額を空き家の売却額に加味することは難しいですが、実質無料で物置を処分することができます。
物置の程度がいい場合は、新たな持ち主もそのまま物置として使うことを検討するでしょうし、むしろ収納がある分購入を希望する人が増える可能性もあります。
ただし、物置の程度が悪ければこうはいきません。雨漏りがする、鍵が壊れていて施錠できないなど物置の程度が悪ければむしろ物置を撤去する必要に迫られるかもしれません。
②購入した業者に相談する
物置を購入した業者がわかる場合、その業者に引き取りを依頼すると「有償で譲ってほしい」と持ち掛けらえる場合もあります。
物置を販売する業者の中には、新品だけでなく中古の物置も取り扱っている業者もあります。それらの業者の場合は程度のいい物置であれば有償で買い取り、中古物件として再度販売する場合もあるからです。
もちろん、すべての業者が中古の物置を取り扱っているわけではありません。まずは購入した業者にダメもとで問い合わせてみる程度の気持ちでいることをお勧めします。
空き家に物置を放置しておくと倒壊等の危険がある一方、最近では犯罪者の隠れ家などとして利用されるケースも増えています。
また、野良猫や野良犬が居ついて住みかにしてしまうケースなど、放置したことで周辺の住民に迷惑をかけてしまう場合も考えられます。
一定期間空き家の管理を行う場合は道具の保管庫としての活用もできますが、あまり使い道がない場合は害となる可能性を考慮して撤去・解体を検討されることをお勧めします。
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