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空き家の庭や雑草はどうやって管理すべきか?

空家の雑草はどう管理する?

空き家の管理には様々な手間と時間が必要ですが、遠距離に住んでいるなどの場合は毎日欠かさず庭の手入れや雑草の草抜きをすることはできません。

 

ですが、庭の手入れや雑草を放置していると隣地に越境するなどして周辺住民に迷惑をかけてトラブルに発展する可能性もあるので適切な時期に除草・伐採するなどの管理が必須です。

 

そもそも空き家の庭や雑草の管理はどこまでやるべきなのか?どこに頼んだら良いのか?管理にかかる費用はどのくらいないか?などを詳しく解説します。

 

管理しなかった時に起こりうるよくある4つのトラブル

まず、空き家の庭の手入れを怠ってしまえば、周辺の環境を悪化させるので様々な弊害が生じます。その弊害は空き家を持っているあなた自身だけではなく、隣地の住民などにも弊害を与えてしまう場合もあります。

 

特に、これから紹介する以下の項目については十分留意したうえで管理を行うべきです。

 

隣近所への越境

庭から樹木が伸び茂ったり、雑草が生い茂って隣地にまで伸びて越境すれば、当然近隣住民から苦情が来ます。

 

それもそのはず、隣地の住民は自らが暮らしている家を丁寧に管理しているのに、隣から樹木や雑草が生い茂ってきたら何の意味もありません。

枯葉などのゴミ飛散

庭の樹木ですが、その枝が隣地に伸びてしまわないから大丈夫とは言い切れません。枝が伸びていない状態であっても、枯葉の落ちやすい樹木があれば枯葉が風に吹かれて隣地に飛散して掃除の手間をかけてしまうこともあり得ます。

 

風が吹くたびに枯葉が落ちてくるばかりだと隣地の住民もやってられませんから「掃除の手間ばかりかかって困るから樹木を切ってくれ!」と苦情を申し立てくる場合は実際に多いのです。

台風や強風時の倒木

樹木も健康な状態であれば、その枝や枯葉が隣地の住民に迷惑をかけてしまう場合もありますが、枯れ木と言えども注意が必要です。

 

台風や強風時にはどんなに太い樹木でも強風にあおられて倒木が発生することがあります。枯れている樹木であればさらに耐久性は落ちていますから、台風や強風が予測される前に対処が必要です。

 

木の高さが大きければ大きいほど、倒れた場合に隣地に与える被害も大きいです。

 

隣人の住宅や車庫、置かれている自動車を壊す可能性が高いのはもちろんですが、居合わせた住人にけがを負わせるようなことがあっては絶対になりません。

 

また、住宅街内の道路や地域の主要道路をふさぐ形で倒木が起きると、隣人だけではなく多くの人々に迷惑を及ぼすことになるので絶対に避けなくてはなりません。

野生動物による害

樹木が生い茂り、雑草が生い茂るとそこは既に「庭」とは言えません。セイタカアワダチソウなど背丈の長い雑草が生え茂ってしまえば、その足元付近にどんな動物が潜んでいようと周囲から見つかることはありません。

 

つまり、庭の雑草を放置していると、そこに野生の動物が住み着いてしまう可能性が高くなるのです。

 

イタチやヌートリアなど糞害をもたらす動物であったり、野良犬や野良猫は時に人間に危害を与えたりする場合もあるので、住み着いてもらっては困ります。

 

自分はたまにしか空き家の管理をしないからいいものの、隣人からすれば住み着いた猫の鳴き声に夜も眠れないなど、様々な生活の支障をきたす場合もあり得ます。

庭や雑草の適切な管理とは

それでは、空き家を管理する上で近隣の方とトラブルにならないための庭や雑草の管理方法について解説します。

 

とにかく、空き家の管理は他人に迷惑をかけないことが大前提です。そのためには多少の出費は仕方がないでしょう。

 

一時の費用を惜しんで放置していたがために、結局は高額の費用を費やすことになってしまうこともあり得ますから、少々の出費は「将来のリスク回避」と思って支出することも視野に入れてください。

 

枝や草を所有地以外に伸ばさない

まず、空き家の敷地外に樹木の枝や雑草を伸びきったままにしないことです。

 

樹木であれば剪定を適宜すればいいし、雑草であれば抜けばいいし、生えないように暴走シートや除草剤をまいて予防すればいいのです。

 

意外と気づかれないのが、庭を西洋風にしようと思って飢えていた「芝生」です。芝の繁殖力は意外と高いので、あっという間に広がって隣地まで伸びてしまう性質があります。

 

また、最近ガーデニングブームに乗って一般家庭でも植えられることの多いアイビーなどの蔦生植物も同様でフェンスを越えないように管理していないとあっという間に枝葉が隣地に伸びて繁殖してしまいます。

 

見栄えだけを考えて植物を植えるのは、自身の庭をきれいにしたい持ち主の願望ですからそれがよくないとは言いません。

 

ですが、空き家の管理上少しでも隣地の住民に迷惑をかけるリスクは回避しておくべきですから、場合によってはそれらの植物や樹木を根本から取り除いてしまうことも検討しましょう。

 

倒木を防ぐ

人間の背丈より大きい樹木や、倒れた方向によっては隣家などに損害を与える可能性のある樹木は、倒木を防ぐ必要があります。

 

まず、枯れている木があれば速やかに取り除くことが先決です。台風などの強風だけではなく、雷などのもたらす突風がいきなり襲ってきただけでも倒木が発生するリスクがあります。

 

また、生きている木であっても背が高く風をまともに受ける大きな枝葉が生い茂っているときは風の影響を受けないように枝葉の剪定が必要です。

 

あわせて、生きている樹木が枯れてしまわないように根元や根っこの部分が日光や水分を適宜吸収しやすいように雑草などを取り払ってやることも忘れないでください。

 

そこまでの手間をかけるのが面倒くさい場合は、生きている木であっても植え替えをしたり伐採、抜根してしまう方法もあるでしょう。

 

野生動物の接近を防ぐ

野良犬や野良猫などは生い茂った雑草の中に身を隠し、人間たちから襲われないように自己防衛する習性があります。

 

ですから、雑草が生えていればすべて除草し、防草シートや除草剤をまいてそれ以上の雑草の繁殖を防いでやる必要があります。

 

あわせて、それぞれの動物に対応する「忌避剤」をまくのもおすすめの対策です。忌避剤は動物ごとに種類が分かれていて、いずれもその動物が嫌がるにおいを発生させて空き家に近寄らない環境を生み出すものです。

 

忌避剤は風雨にさらされると効果が無くなるので、定期的に忌避剤を補充して再度散布する必要があります。

 

例えば猫の忌避剤であれば500mlボトルで1本800円〜1000円程度の費用で購入できます。薄めてジョウロで庭や動物の侵入してきそうな場所に散布してしておけば効果がある限り猫は寄ってこないでしょう。

 

余談ですが、猫除けとして知られている「水を入れたペットボトル」は実際に効果があるとは認められていません。それどころか、日航の降り注ぐ角度によっては水が屈折効果を生み出して虫眼鏡のように作用して、火事の原因になってしまう場合もあるので絶対に置かないでください。

空き家の庭木管理の方法

空き家の庭木管理の方法

実際、周辺の住民にも迷惑をかけないように、それでいて自分自身の手間やお金を少しでもかけないように管理ができないものでしょうか。

 

ここでは、空き家の庭木を管理する方法として考えられる方法について解説します。

 

業者に依頼する

お金はかかりますが、庭木の剪定や除草を定期的に業者に依頼するのが周辺の住人にも迷惑をかけないので最も適切な対処方法です。

 

特に、自分が遠くに住んでいたり仕事が忙しいなどで定期的に剪定や除草ができない場合は業者に依頼して自分の代わりにそれらをこなしてもらうしかないでしょう。

 

ここで言う「業者」として代表的なのは、以下の業種になるでしょう。

 

園芸業者

園芸業者は「植木屋」や「エクステリア業者」とも呼ばれますが、植物を販売したり植栽を専門的に行っている業者なので、庭を少しでもきれいにしておきたい場合はしっかりと対応してくれます。

 

費用は専門業者である以上割高で、例えば成人の大人の背丈より高い(180cm以上)の松の場合、2時間の剪定で1万円程度の費用が掛かります。

 

また、除草を依頼した場合は面積によって従事する作業員の分だけ費用が掛かりますが、1名を依頼した場合2時間で5千円程度の費用を請求されることが多いようです。

 

便利屋

犬の散歩や留守番など何でもこなしてくれる便利屋は、もちろん庭木の剪定や除草もしっかり引き受けてくれます。

 

便利屋は基本的に時間単位で費用を請求されるのですが、1人1時間あたり約3千円くらいの費用と、実際に使用する道具などの燃料代などの実費相当分や剪定くずなどの処分費用を別途請求されます。

 

空き家の管理上、郵便ポストの内容物転送や空き家内部の掃除を便利屋に依頼している場合は、一緒に庭木の剪定や除草も依頼すれば多少費用も勉強してくれるかもしれません。

 

その他、空き家の管理を専門的に請け負っている業者などに依頼するのも方法の1つです。

 

詳しくは「空き家を管理して貰う場合の管理業者はどこが良いのか?費用はどのくらい?」に詳しく掲載しています。

 

ホームセキュリティ業者

セコムやアルソックなどは「ホームセキュリティサービス」として、有料にはなりますがネットワークカメラでの空き家監視や侵入者がいた時の警備員派遣を行っています。

 

ホームセキュリティ業者は、これらのサービスの一環で空き家の掃除や庭木の剪定などを請け負ってくれます。

 

ただし、ホームセキュリティサービスとは別費用になりますのであらかじめ各業者のホームページなどでサービス内容や掛かる費用を確認しましょう。以下のホームページを参考にしてください。

 

セコム・ホームサービス

https://www.secom.co.jp/homesecurity/homeservice/

 

高齢者事業団(シルバー人材センター)

自治体では高齢者の社会進出を進めるために高齢者事業団(シルバー人材センター)を設置して、高齢者の就労の場を提供しています。

 

シルバー人材センターでは、65歳以上の高齢者がさまざまな日常雑務を請け負ってくれますが、当然庭木の剪定や除草なども請け負ってくれます。

 

費用はそれぞれのシルバー人材センターで異なりますが、手作業での除草は1日(8時間)5千円程度、成人の大人の背丈より高い(180cm以上)の松の場合、8時間の剪定で1万円程度の費用が掛かります。

 

あくまで専門家ではなく、事前に研修を受けた高齢者が派遣されてくるので「きれいさ」「美しさ」については二の次になってしまいますが、費用の割にはしっかりと仕事をしてもらえるので依頼するだけの価値は十分にあります。

 

遠隔の空き家でシルバーが呼べるかを確認して、コンテンツに入れていただけたら助かります。(空き家の場所に本人がいなくても頼めるかどうかなど)

 

自分でやる

剪定や除草を自分でやるとお金はかかりませんが、移動のための交通費や燃料費、作業で使う工具などの購入費や燃料費が掛かります。

 

実際、移動だけで高速道路の料金やガソリン代を考えてみた時、地元の業者等に依頼した方が安い場合は無理に自分自身で剪定や除草をする必要はないかもしれません。

 

また、除草する場合には時間短縮のために草刈り機を使うこともあるでしょう。草刈り機自体は1台1万5千円程度で購入できますが、不慣れな人が使うとケガの原因になるので不安な場合は手を出さない方がいいでしょう。

 

さらに、自分で剪定や除草をした場合、生じた枝葉などのゴミをどのように処分するかも考えなくてはなりません。

 

自治体では剪定くずや除草後の草は基本的に無料で回収してくれる場合が多いですが、ごみステーションに出すときに「枝葉はひもで縛って束ねる」「草は土を振るい落として乾かしてから出す」など細かい決まりごとがあるので前もって確認しましょう。

 

特に剪定くずはその量によってはごみステーションへ出すのではなく、クリーンセンターへ持ち込むが必要な場合もあるので、生じる量もあらかじめ予測してから自治体に問い合わせましょう。

 

庭の植物をすべて処分してしまう

考え方によっては、庭の植物を全部撤去してしまうことも方法の1つです。

 

生えている庭木をバッサリと切り、根っこの部分も掘り返して処分してもらえばこれ以上管理する必要はありません。

 

処分する場合、樹木1本当たりの高さによって費用が変わります。例えば成人の大人の背丈より高い(180cm以上)の松の場合、1本5千円程度の費用が必要です。

 

さらに根っこの掘り返しや処分を依頼した場合、1万円程度の費用が追加で必要になるので、実際には1本1万5千円〜2万円程度の費用が掛かると考えてよいでしょう。

 

除草の場合は、草の種などが飛散してくることもあり、何度抜いても永遠に雑草が生えなくする方法は正直言ってありません。

 

その代わり、ホームセンターで販売されている「防草シート」や砂利を購入して庭に敷き詰めておけば、雑草を生えにくくすることはできます。

 

防草シートは1枚(1m×1m)あたり800円程度、砂利は10kg500円程度で販売されています。砂利の場合は少なくとも5cm以上の深さができるように敷き詰めておかないと防草の効果がないので注意しましょう。

 

まとめ

空き家の樹木はあっという間に伸びてしまったり、台風や強風などの影響で折れてしまうこともあり、飛散すると周辺の住民に迷惑をかけてしまうことも多々あります。

 

実際、2018年9月に関西地方に上陸した台風21号では、庭木が折れて隣家などに飛散してガラスや自動車を破損するなど大きなトラブルの要因となりました。

 

自然災害はいくら予防しても防ぎきれない場合もありますが、日ごろから何らかの方法で樹木などの管理をしていた場合は、管理者の過失を問われることも少なくなり、賠償責任保険に加入していた場合は保険金で相手へ弁償することも可能です。

 

空き家のトラブルにおいて焦点となるのは「いかに普段から管理を行っていたか」ですから、様々なサービスを利用しながら適切に樹木などの管理を行っておきたいものです。

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