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空き家の畳の4つの管理方法|処分にかかる費用についても解説

畳

 

空き家にある畳は放置しておくとカビが生えて悪臭の原因になったり、湿気が溜まりやすいことから床板が腐食して床が抜け落ちる危険性もあります。

 

放置したままだと空き家そのものの耐久性を低下させる危険性もあるため、適切な方法で畳の手入れなどを行うことが欠かせません。

 

そこで、空き家の畳はどのように管理するのがのぞましいのか、そのための方法や費用について詳しく解説します。

 

空き家の畳の管理方法

もし、空き家にある畳は比較的程度の良い場合は適切に管理して寿命を延ばすことも可能です。

 

使用頻度にもよりますが、人が住んでいる住居の場合では畳の寿命は約10年〜15年と言われています。

 

年数がこれらの数字未満であっても、踏んだ時にフニャフニャしたり一部分にへこみを生じるような場合は既に寿命を迎えていると考えた方がいいでしょう。

 

そうでない場合は、これから紹介する方法で畳の寿命を延ばしてやることも考えましょう。

 

畳をあげておく

 

畳は湿気を帯びると急激に劣化するので、適度に日当たりがいい場所で、なおかつ風が通るような場所に畳を上げておくことです。

 

それだけで畳の耐用年度はかなり伸びますから、今からでもいいので空き家の畳をぜひ上げておきましょう。

 

ただし、あまりにも日が当たりすぎる場所は畳表が日焼けして劣化が進みます。日焼けが深刻になると畳表だけは交換しなくてはならなくなりますから、真夏の時期などはむしろ直射日光が当たらない場所に移動することをお勧めします。

床下の換気を行う

 

空き家は閉めきった環境下に置かれるため、雨が降れば湿気がそのまま室内に溜まり、もともと湿気を吸収しやすい畳がその湿気を吸い込んでしまいます。

 

畳の材質によって吸収する湿気の量は異なりますが、イグサなど天然の材質で作られている畳は梅雨時2週間もたたない間にカビが付着することもあります。

 

特に、雨が降ると土から湿気が上がってきて、それは床下に溜まり、収まりきらなくなった湿気は床板を通して空き家の室内にまで及んできます。

 

ですので、床下の換気を行うことでカビの原因となる湿気はもちろん、カビ菌そのものも室内に入ってこなくなるなど、空き家の室内を快適な状態に保つことができます。

 

最近の住宅では床下換気システムが24時間動作して湿気がたまらないようになっている住宅もありますが、電気が通電していないとこれらのシステムは使えないので、空き家といえども電気契約を維持してシステムを動かし続けなくてはなりません。

 

そこまでの費用をもったいないと考える場合や、もともとそのようなシステムがついていない空き家の場合は床下の通気口を開けておきつつ、1ヶ月に1回程度は空き家にやってきてすべての窓を開けて室内の換気をするだけでもかなりの効果があります。

 

自分自身が定期的に空き家にやってこられない場合は、便利屋などの空き家の清掃や換気を請け負ってくれる業者に依頼することも方法の1つです。

 

専門業者については「空き家の管理費用について徹底調査!業者の選び方も解説します」に詳しく紹介しています。

害虫や害獣を駆除する

 

空き家には様々な害虫や害獣が集まりやすくなります。害虫や害獣や人が住んでいれば一定の清掃や換気をするので寄り付かないのですが、人がいなくなっただけでそれらが発生しやすくなるのです。

 

空き家に住み着く害獣の代表格といえば「ネズミ」です。

 

ネズミは畳をかじったりするので畳そのものが傷つくことがある他、絶好の寝床になってしまうので糞を散らかします。

 

糞が散らかされた畳は当然カビが生じて腐食も進むため、最悪の場合畳だけではなく床板が落ちる原因になります。

 

対策としては、専門業者に害虫や害獣の駆除をしてもらうことです。ネズミの場合は駆除剤をまいたり罠を設置すると効果てきめんですので、空き家を管理し続ける以上はぜひ「予防」の部分も考慮しましょう。

 

なお、害虫や害獣の駆除方法や駆除費用については「空き家のトラブル【害虫・害獣編】」に詳しく掲載しています。

除湿機を使用する

 

室内で除湿機を掛けておけば湿気が取れてよいのでは?と考える人もいるでしょう。しかし、除湿器の機能によっては、冬場に機能が落ちるものや、タンクが満水になると稼働しなくなるため水捨てが必要なものが一般的です。

 

使用可能温度や排水などをよく検討し設置することをおすすめします。

 

ダイキン工業は長期不在の空き家や別荘のカビ対策用の除湿器として、水捨て不要の除湿乾燥機「カライエ」という商品を発売しています。

 

設置には工事が必要ですが、エアコンの配管用の穴があれば戸建住宅のほかマンションでも設置可能ということなので、検討してみるのもよいかもしれません。

畳にカビが生えてしまったら?掃除の仕方を解説

生えてしまったカビには、掃除機や雑巾は使ってはいけません。掃除機を使うとカビ菌が風で舞い上がってしまい、雑巾は水分を与えてしまうことになり、両方ともカビをさらに繁殖させることになってしまいます。

 

  1. ゴム手袋、マスクをつけカビを吸い込まないようにしましょう。
  2. 窓を全開にして換気を行います。
  3. 消毒用アルコールをスプレーボトルに入れて、カビにスプレーして20分ほど放置します。エタノールの濃度が70〜80%のものは揮発性が高いので畳を傷めずに使えます。
  4. 古い歯ブラシを使い、畳の目に沿ってカビを掻きだします。
  5. カビを取り除いたら消毒用アルコールを吹き付けて殻拭きして、畳を乾燥させます。

 

カビ予防のメンテナンスとして、バケツ一杯の水に大さじ2杯の酢を入れます。雑巾に含ませて固く絞り畳全体を畳の目に沿って拭くと、カビ対策となるのでおすすめです。

 

畳の下に除湿シートを敷いておくのもよいでしょう。とにかく、湿気が入らないようにして、定期的に換気を行うことが大切なのでできることならば小まめに見回りをすることをおすすめします。

古い畳はどうすればよい?

では、空き家にある畳が古くなってしまったり、もともと古くなっていた畳がある場合はどうすればいいのでしょうか。

 

実際には次のような方法があると思われます。

 

  • 新しい畳に交換する
  • 今の畳をリフォーム(表替え)する
  • 畳を撤去して通気性を確保する(床板を空気に触れさせる)

 

まず、空き家にそのまま古い畳が残ったままだと「湿気の塊」や「カビの住処」になってしまうだけなので、速やかに処分することが必要です。

 

あわせて、床下などに湿気がたまらないように床板をできる限り空気に触れさせて通気性を確保することも必要です。

 

むしろ問題は畳を処分した後の対応ともいえます。畳を交換するのか、それとも撤去したままにするのか様々な方法がありますが、それぞれの方法のメリットを確認してから対策を講じましょう。

 

それでは、具体的な方法や係る費用について詳しく解説します。

 

新品の畳に交換する

 

新品(1畳につき) 10,000円〜25,000円程度
処分費用(1畳につき) 1,000円〜2,000円程度

 

畳の処分は、一般的に新品の畳の注文と一緒に対応することが多いです。新品の畳の注文は昔からある「畳屋」に依頼してもいいですし、工務店や建具店、ホームセンターのリフォーム担当、リフォーム専門業者に依頼することになります。

 

なお、畳の処分は自治体によっては粗大ごみとして対応してくれるところもあるので、前もって自治体のゴミ担当課に確認しておきましょう。うまくいけばごみステーションへの持ち込みまたは処分場所への持ち込みのいずれかが必要にはなるものの無料で処分してもらえる場合もあります。

 

なお、畳の交換や処分の相場は以下のホームページでも確認することができます。

 

畳の張替えや身長にかかる費用を教えて!(暮らしのマーケット)
https://curama.jp/magazine/437/

 

畳の表部分だけを交換する

 

表替え(1畳あたり) 5,000円〜15,000円程度

 

一方、畳の痛みがそんなにない場合は畳床をそのまま使い、畳表の部分だけを交換する「表替え」をすることも可能です。

 

表替えは畳屋に依頼してもいいですし、工務店や建具店、ホームセンターのリフォーム担当、リフォーム専門業者に依頼することになります。

 

なお、中古の畳はあまり存在しないのですが、畳屋に依頼すればリフォーム時に出てきた処分前の程度のいい畳を回してくれることは稀にあります。ですが、いつでも中古の畳があると考えない方がよさそうです。

 

フローリングに替える

 

6畳分のリフォーム費用 150,000円程度

 

畳の事で悩むぐらいなら、畳を取り去ってフローリングにリフォームしてしまう方法もあります。かかる費用はフローリングに使う板材の質にもよりますが、安価な合板を用いた場合は約15万円(処分費含む)程度です。

 

また、断熱材などを入れて湿気が室内に上がってこないようにすることも出来ますが、その場合は1畳あたり10,000円程度費用が割り増しになり、6畳分の場合総額20万程度かかります。

 

特に、空き家に再び誰かが住み始める予定がある場合は、思い切ってフローリングにリフォームするのもよいかもしれません。

 

畳を捨ててしまう

 

処分費用(1畳あたり) 1,000円〜2,000円程度

 

とりあえず畳を取り払って捨ててしまい、床板の通気性だけを確保する方法もあります。

 

もし、自治体のクリーンセンターが粗大ゴミとして畳を処分してくれる場合は、持ち込みに係る手間はありますが場合によっては無料で処分してくれる場合もあります。

 

まず、畳の処分が可能かどうか、その際の費用はどれくらいかを自治体のゴミ担当課に確認してみましょう。

 

畳の劣化具合では廃棄物となる場合も

 

そもそも畳の耐久年数は一般的に室内で使用していた場合で20年から25年と言われています。

 

ですが、実際に使用されていた環境によって差異はありますし、空き家になってしまえば劣化のスピードも速いので一概には言えません。

 

畳に数センチほどカビが堆積しているということもあるそうです。さらに、移動させている時に崩れてしまうほどの腐っている畳については建具店や畳屋では対応してもらえない場合もあります。

 

その場合ごみ処理業者に依頼し廃棄物として処分するしか方法はありません。依頼した場合の費用は1枚当たり2,000円〜3,000円です。

まとめ

もし、あなたの管理している空き家の畳がすでに腐っていたり、カビが生えている場合は、残念ですが畳を交換することをお勧めします。

 

畳の手入れをする目的は「空き家が劣化しないように」や「再び住み始めることができる状況を保全するため」ですから、畳を交換するだけで満足するのではなくその後の管理の方法についてしっかりと考えましょう。

 

最近は空き家を定期的に管理してくれる有料のサービスもあります。費用の負担は必要ですが、その分空き家の管理のためにあえて時間を作らなくてもよくなるので、時間のゆとりは確保することができます。

 

畳と言えども、空き家を住める状態に維持しておくためにはその手入れが必要な事はこの機会にご理解いただければ幸いです。

不用品回収業者のおすすめはこちら

 

なお、畳も含めた空き家の残置物の処分については「空き家の遺品・残置物5選と売れない時の処分方法」に詳しく掲載しているのでご参照ください。

 

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