空き家にあるカーポートを処分するかどうかは、現状がどうなっているかを確認してから判断しましょう。
カーポートは使用年数などによっては耐久性が相当悪化している場合もあるので、修理ではなく処分せざるを得ない状態になっていることもあります。
本体の解体費用・廃材処分費・カーポートの解体に関わった人の数、また、鉄骨・コンクリートなど、どういった素材であるかで費用も変わります。
空き家の場合、使用年数にもよりますが、修理にお金と手間をかけるよりは思い切って処分してしまった方が良いケースがほとんどです。
ここでは、具体的な処分の方法とかかる費用について主な方法を4つ紹介します。
空き家のカーポートを処分するには、解体のための工具が必要であったり、解体後の部品を運んで処分する必要があり、素人の力だけで処分することはなかなか難しいものです。
ですが、カーポートに使っている部品の材質などが売却できるほど価値のある金属であれば、解体後に売却した結果解体にかかった費用と相殺できる可能性もあります。
自分でカーポートを解体して粗大ゴミに出すことは不可能ではありません。例えば、分解するために必要な道具を持っていて、解体作業に携わる人数が確保できる場合は自分で解体することも可能です。
問題は解体後にできた金属類を粗大ごみで出そうとした場合の運搬手段と受け入れ先の確保です。
例えば2台分のカーポートであれば、軽トラック1台あれば解体した部品すべてを運搬することができます。
後は粗大ゴミに出すだけなのですが、自治体によって金属類や粗大ゴミの収集方法や収集料金が異なるので、自治体のゴミ担当課にあらかじめ確認しておくべきです。
もし自治体の粗大ゴミとして回収してもらえない場合は、民間の金属回収業者に持ち込んで引き取ってもらうしかないでしょう。その場合もあらかじめ引き取りが可能かどうかを確認しておきましょう。
最も楽なのは、専門業者に撤去してもらう事です。専門業者と言ってもカーポート専門の業者は少ないので、建具店やハウスメーカー、外構を請け負う事の出来るホームセンターなどに依頼することになります。
解体の費用はまず現場を確認してもらい、どれだけの人数が必要か、解体後の金属類をどの大きさのトラックで運ぶかによって変わってきます。複数の業者に見積もりを依頼して比較してみることから始めましょう。
カーポートの大きさも費用に影響してきます。カーポートは1台分のものもあれば複数台止められるだけの幅広のものもありますから、解体費用は当然後者の方が割高になってきます。
家族4人が暮らしている家の場合、2台分のカーポートを用意していることが多いのですが、その場合の一般的な解体費用は5万円程度です。
あと、解体する部分が「すべて」なのか「支柱を残す」のかで金額は変わってきます。支柱を残して新たなカーポートを建てる場合はもちろん、飛散する危険のある屋根を取り払って危険を回避しておく最低限の解体スタイルもあります。
すべてを撤去する場合、支柱を支える土台の部分も掘り返して撤去しなくてはなりませんから、さらに8万円程度の費用が掛かります。結果的にかかった費用すべてを計算すると13万円程度になります。
もし、解体費用を少しでも抑えたい場合は支柱を残したままで解体するとよいでしょう。支柱が出入りの邪魔になる場合は目に見える部分を切断し、土台の部分をそのまま残してもらうこともできます。
業者に依頼した場合のカーポート解体費用については、以下のホームページをご参照ください。
カーポートを撤去する費用はいくらかかる?(解体の達人)
https://kaitai-tatujin.com/kaitai/ka-po-to-kaitai
リフォーム業者は「新たに外構等を作り直す」のが主な仕事ですが、当然古い外構等を解体することも仕事として請け負ってくれます。
もし、空き家の耐用年数を伸ばすためにリフォームを行う予定がある場合は、あわせてカーポートもリフォームするか既設の物を撤去するかいずれかの方法が可能です。
なお、解体だけを頼んでもリフォーム業者は対応してくれますが、費用は専門業者でない分若干割高になるかもしれません。
複数の業者から見積もりを取って安価な業者を選べば問題はないのですが、リフォーム業者だけではなく建具店やハウスメーカー、外構を請け負う事の出来るホームセンターなどにも見積もりを依頼しましょう。
最近、金属回収をうたう回収業者が広告チラシを新聞に折り込んだり、軽トラックで団地内を巡回している回収業者がいますが、これらの業者にカーポートを処分してもらうのも方法の1つです。
その際、回収業者が解体までしてくれるかどうかがポイントになります。こちらが何らかの方法で解体して金属くずにしておかないと回収してくれないのか、回収業者が解体をしてくれるのかは問い合わせてみましょう。
解体については、回収業者によって対応が異なります。回収して価値のある金属であれば解体を引き受けてくれる可能性も高いですが、ステンレスなど一部の材質しか価値のある金属はないので、それらが含まれない場合は解体を引き受けてくれることはまずないでしょう。
まず、今あるカーポートの材質が何であるのかを確認してから回収業者に連絡を取ってもいいでしょう。材質や数量次第では喜んで回収に来てくれる可能性もあります。
空き家のカーポートは屋根が劣化すると台風や強風の際にはがれて飛散することが多いです。
実際、飛散した部品が隣接の民家に飛び込んでガラスを割るなどの被害も多くなっています。2018年9月の台風では関西地方でカーポートの屋根が飛散して他人の車や家のガラスを割る被害が続出しました。
この場合、損害を与えてしまったのはあなたが管理する空き家のカーポートの部品なので、場合によっては損害賠償請求を求められる場合があります。
もし、現状でカーポートの屋根が破損・飛散しそうだったり、支柱が腐食して倒壊する危険性がある場合は、速やかに解体するなど必要な措置を取っておきましょう。
解体ができない場合でも、第三者に損害を与えてしまった時に備えて、空き家やカーポートなどに万が一のことがあった場合にも対応できる損害賠償保険を掛けておくのも良いでしょう。
損害賠償保険については「空き家に損害賠償保険は掛けるべき。第三者に与える可能性のある損害とは。」に詳しく掲載しています。
空き家の管理上、家そのものや家の中までは気が付くのですが、カーポートは普段何気なく使っている場所でもあるため、屋根が飛んだり支柱の根元が腐食して倒れてしまってはじめて問題があったことに気づくことも多いです。
また、台風や強風など普段みられない気象状態になったことで破損が生じる場合もありますから、台風が接近する前には必ずその状態を確認し、破損する危険性がある場合は撤去解体も視野に入れて検討することをお勧めします。
特に支柱は、あえて確認しない限り腐食の状態などに気づくことはありませんから、この機会に一度確認してみることをお勧めします。
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