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実家を相続して空き家になった際、電気やガスと並んで「水道を止めるべきか、続けるべきか」は非常に悩ましい問題です。
結論から言えば、「空き家を適切に維持・管理し、資産価値を守りたいのであれば、水道契約は維持し続ける」のが最も賢明な判断といえます。
ソースに基づき、空き家の水道代の目安や、契約を維持すべき理由、解約に伴うリスクについて詳しく解説します。
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空き家の水道料金は、実際に水を使用していなくても「基本料金」が発生します。
最低料金の例【東京23区の場合、最小の口径でほとんど使用しなければ月額1,000円台が目安です。】
電気やガスと同様に、全く使用しなかったとしても基本料金がかかる点を認識しておく必要があります
「使わないのにお金がかかるのはもったいない」と感じるかもしれませんが、空き家管理において水道は生命線です。
定期的に蛇口を開けて水を流す(通水)ことで、水道管内部の錆の付着を防ぎます。特に古い建物で鉄管が使われている場合、空気に触れると錆が発生しやすくなり、配管の破損を招く恐れがあります。
キッチンやトイレの排水管には、水で蓋をして下水の臭いや害虫を防ぐ「封水(ふうすい)トラップ」があります。水道を解約して水が枯れると、この蓋がなくなり、室内が下水の悪臭で充満したり、ゴキブリやネズミが侵入したりする原因となります。
訪問時に掃除をしたり、手を洗ったりする際、水が使えないと管理作業の効率が著しく低下します。
水道を止めてしまうと、建物の劣化が急速に早まるだけでなく、行政上のリスクも高まります。
自治体が空き家調査を行う際、電気や水道の使用状況を確認することがあります。インフラが完全に遮断されていると「適切に管理されていない」と判断される材料になり、改善勧告を受けると土地の固定資産税が最大6倍になる恐れがあります。
悪臭のこびりつきや害虫被害による建物のダメージは、将来いざ売却や賃貸を検討した際に、多額の修繕費用が必要になる原因となります。
空き家で最も怖いのが、気づかないうちに発生する漏水です。管理に訪れた際は、量水器(水道メーター)内の「パイロット(コマ)」が回っていないかを確認し、異常がないかチェックすることが不可欠です。
寒冷地では、冬場に水道管が凍結して破裂することがあります。通電を維持し、凍結防止ヒーターを稼働させておくなどの対策が必要です。
遠方に住んでいて自ら通水できない場合は、月額5,000円〜10,000円程度の「空き家管理サービス」を利用し、巡回時に通水作業を行ってもらうことも有効な手段です。
もし、今後数年以内に売却や解体を行う予定が具体的に決まっていないのであれば、水道契約は解除せず、「月1回以上の通水と点検」をセットで継続することを強くおすすめします。
どうしてもコストを完全にゼロにしたい場合は、建物を解体して更地にするか、活用する人に売却して管理責任そのものを手放すことを検討すべきです。
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