空き家のシロアリや羽アリは被害拡大すると危険!

シロアリ


シロアリや羽アリが繁殖すると、家の材木部分を食べるなどして住居が損壊する可能性も出てくるので大変危険です。


特に空き家の場合は、シロアリや羽アリの発生を早期に発見することができませんから被害がさらに拡大することもあり得ます。


シロアリや羽アリの被害を少しでも軽減するためには、できるだけ早めに見つけるしかありません。このページでは、空き家でシロアリや羽アリを発見した時にどうすればよいかを解説していきます。


シロアリで起こる家の不具合

シロアリは素人でも注意して見れば目視で見つけることもできますし、意識すれば家の不具合なども見つかります。以下の兆候は、シロアリが木材を食べたことによって起きるものです。


  • 天井板がゆがんだり隙間が見られるようになる
  • 床板の上を歩くとフワフワする
  • 落としたボールやビー玉が自然に転がりだす
  • ドアや窓の建てつけが悪くなる
  • 日中や夜間など温度変化時に木材のきしむ音が聞こえる
  • 柱をたたくと空洞があるような音がする


これらの現象が複数現れるようになると、家全体がゆがむなど重大な欠陥をもたらしている場合もあり得ますから、速やかに専門業者の診断を受けましょう。


その他、以下のホームページではシロアリが発生した時の現象について詳しく紹介されています。


それってシロアリ被害かも!おうちにこんな現象が出たら要注意!(おうちの長持ちレシピ)

シロアリや羽アリを駆除する方法とその費用

空き家のシロアリや羽アリを駆除する方法は、自分で薬剤を散布するか、専門業者に依頼して駆除してもらうしかありません。


自分駆除する


自分で薬剤を散布する場合は、薬剤の種類によって必要な費用は異なります。


例えば、シロアリを巣ごと退治できる「ベイト剤」の場合は、6つの駆除剤が入った1箱が約3,000円~5,000円します。


一般的な3LDKの2階建て住宅であれば30坪から35坪の面積なので、駆除剤が6つあれば十分です。


ベイト剤は床下に置くだけで効果がありますし、庭などに置いてもシロアリが寄ってくるので十分駆除剤として効果を発揮します。



一方、木材防腐剤とシロアリ駆除剤の効果が同時に得られる薬剤もあって、20リットルボトルが10,000円程度で購入できます。


ただし、この薬剤は自分で床下に入って散布しなくてはなりませんから、駆除には多少手間がかかるでしょう。


シロアリの生態・習性を利用し、薬剤を散布せずに巣ごと駆除する新しいタイプのシロアリ駆除用毒餌も販売されています。



ペストコントロール協会に依頼する


  • シロアリ駆除業者
  • ハウスメーカー
  • 便利屋


ペストコントロール協会は日本全国にある組織で、さまざまな害虫の駆除を請け負う専門業者が所属している協会です。


シロアリや羽アリのこともここに相談すると所属している業者を紹介してもらえるので、業者探しに困っている人や、駆除の方法に困っている人も安心して相談できます。


ペストコントロール協会については以下のホームページをご覧ください。公益社団法人日本ペストコントロール協会


便利屋やハウスメーカーに依頼する


便利屋は害虫の駆除を請け負うことが出来ますから、ホームページなどで探して見積もりを依頼してみるとよいでしょう。


あと、アフターフォローの一環でハウスメーカーが害虫の駆除などの相談を受け付けてくれることもあります。


空き家の場合は保証期間が既に経過している場合もありますが、建てた家については様々な相談に乗ってくれるので頼ってみるとよいでしょう。


シロアリ専門業者に頼む場合


もし、シロアリや羽アリの駆除を業者に依頼した場合、相場は坪単価あたり7,000円~9,000円程度で、一般的な3LDKの2階建て住宅であれば高く見積もっても27万円から31万円程度で駆除が可能です。


もちろん、値段だけで業者を決めることはおすすめできません。


中には悪徳業者もいるかもしれないので、複数の業者から見積もりをもらって価格とサービス内容をあわせて検討することをお勧めします。


また、作業後の保証もどの程度フォローされるのかあわせて確認しましょう。


白アリ駆除ご利用シェアNo.1(楽天リサーチ調べ)のWebサービス




「白アリ駆除110番」は地域の優良なシロアリ駆除業者を紹介してもらえるサービスです。24時間365日いつでも相談できるコールセンターと、全国に280社以上の加盟店があるので、全国各地から相談を受け付けることができます。


  • 5年間の品質保証つき
  • 認定薬剤使用
  • しろあり防除施工士の施工
  • 無料床下診断可能


シロアリ


白アリ駆除の予防の効果は約5年といわれています。空き家にいずれ住みたいと思っている方や、これから誰かに貸そうと思っている方は、まずはシロアリ対策することをおすすめします。


シロアリで困ったら【シロアリ110番】公式サイトはこちら

シロアリや羽アリが空き家に発生しないための対策

シロアリは羽を付けて移動する習性があるので、空き家の木材を十分食べつくしてしまえば別の場所に移動します。


羽アリは、シロアリが移動する時の形態で春先や夏ごろによく見られるもので、もし羽アリを見つけたらイコール「シロアリ」と考えてもいいでしょう。


シロアリや羽アリは増え続けてどんどん周りの家に広がっていくことはないのですが、木材を食べつくした後には別の家を選んで再び巣にしようとします。


また、家の周りを多くの羽アリやシロアリがうろうろするようになると、近隣から苦情を受けることもあり得ます。当たり前ですが、その場合には駆除など対処が必要です。


以下、シロアリが発生しないために、注意すべき点をまとめました。


床下の換気を心がける


空き家を管理する時は、必ず定期的に床下の状況を確認することをお勧めします。


シロアリは床下から侵入して巣を作り、湿った木材を食べて成長します。


ですから、床下が湿らないように換気をするだけでも十分予防効果があります。


床下にはもともと通気口がありますが、通気口の前に空気の流れを妨げる道具や樹木があればそれを取り除いてやるだけでも通気は改善します。


また床下の換気を自動的に行う空調システムがついている空き家の場合は、電源をオンにしておくだけで十分シロアリ予防につながります。


ただし、空調システムを動作させようとすれば空き家の電気契約を維持しておく必要がありますから、一定のコストがかかることを理解しておきましょう。


空き家に湿った木材・ダンボールなどを放置しない


空き家の状態によっては「ここはいい場所だ」とシロアリが判断して、そこに住みついてしまう可能性もあります。


シロアリや羽アリの好物は湿った木材ですが、人が住んでいない空き家は湿った木材の宝庫です。


なぜなら、定期的な換気などができないため、空き家の木材はどうしても湿ってしまいやすくなりシロアリや羽アリが寄ってきやすくなるのです。


そしてシロアリは、暖かくて湿度が高い無風の場所を好みますから、空き家の床下などはシロアリが好む最高の環境です。


また、庭先に放置された廃家具やダンボールなども湿気を帯びやすいのでシロアリがやってくるきっかけにならないよう速やかに処分しましょう。

隣の空き家にシロアリや羽アリが見つかった場合

もし、隣の空き家にシロアリや羽アリが繁殖した場合はどうすればいいのでしょうか。


既に顔見知りの場合は直接対応を依頼すればいいのですが、持ち主がわからない場合もあります。


その場合は、空き家のある自治体に相談しましょう。


平成26年11月に「空き家等対策の推進に関する特別措置法」ができたことで、自治体は空き家の所有者に対して管理の改善を促したり強制力のある命令を行えるようになりました。


関連記事:空き家の法律を解説|空き家対策特別措置法・固定資産税について


また、空き家と言えども所有者の許可がなければ簡単に建物や敷地内に入ることができなかったものが、管理不十分の「特例空き家」に指定されることで所有者の許可がなくても自治体が措置を講じることができるようになりました。


この法律の流れに沿って、自治体に対してシロアリや羽アリの駆除を依頼することも出来るようになったことは、覚えておいて損はないはずです。


空き家を持っている側は、空き家の管理が不十分な場合自治体から強制力のある命令が来ることを肝に銘じておくべきです。

まとめ

シロアリは湿った木材を食べるため、空き家の柱や筋交いを構成する木材を食べられてしまうと、空き家の耐震性が低下してしまい最悪の場合倒壊する可能性も出てきます。


特に築40年以上経過している古い住宅には金属が用いられていることが少なく、木材同士を固定しているのがかすがいや釘だけですから、シロアリに木材を食べられただけでも大きなダメージになります。


空き家が危険な状態になる前に、シロアリや羽アリの寄ってこない環境美化や適度の薬剤散布などでシロアリや羽アリを寄せ付けない予防策を講じるなど、定期的なチェックを行うことをお勧めします。


もし、シロアリや羽アリがいる場合は専門業者に駆除を依頼することや自分で薬剤を散布するなどで速やかに駆除することをお勧めします。


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その理由として、24時間365日いつでも相談できるコールセンターと、全国に280社以上の加盟店があるという安心感と、アフターフォローまでしっかりしているからです。


白アリ駆除の予防の効果は約5年といわれています。空き家にいずれ住みたいと思っている方や、これから誰かに貸そうと思っている方は、まずはシロアリ対策することをおすすめします。


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