定期的に帰省することが出来なくなったために、管理が行き届かなくなったり、自身の病気や高齢化が原因で、管理の手間ひまをこれ以上かけることが出来なくなってしまうこともあります。
空き家の管理を続けることができなくなった時は最終的には「解体」「売却」「放置」などの選択肢も考える必要があります。
このページでは「空き家の解体」について「30坪・40坪・50坪」と「築年数」でわけて、どの程度の費用が必要で、どれくらいの期間が必要なのかまとめました。
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30坪程度の空き家であれば、木造二階建て住宅の場合では、3LDK程度の場合が多い傾向にあります。
もちろん、二階建てと平屋建てでは解体にかかる費用も変わってきますし、離れや車庫などが別途ある場合は、その分解体費用も増えることになります。
また、家屋を解体すれば木材、コンクリート、鉄骨などの建築廃材の処分も解体費用に含まれることになります。
特に、さまざまな素材を使っている建物であれば、廃材の量も多くなりますし、廃材の種類が多くなれば種類ごとに処分量が異なるため、処分費用も割高になる可能性もあります。
これらのことも踏まえて、まず築年数ごとの解体費用や解体にかかる時間を確認してみましょう。
木造建築の解体費用相場(約80万円~120万円程度)
1坪当たり:25,000円~40,000円程度
鉄骨建築の解体費用相場(約90万円~150万円程度)
1坪当たり:30,000円~50,000円程度
鉄筋コンクリート建築の解体費用相場(約100万円~150万円程度)
1坪当たり:35,000円~50,000円程度
二階建ての場合 | 1週間~10日間 |
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平屋建ての場合 | 5日間~8日間 |
木造建築の解体費用相場(約90万円~120円程度)
1坪当たり:30,000円~40,000円程度
鉄骨建築の場合の解体費用相場(約120万円~150万円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
鉄筋コンクリート建築の場合の解体費用相場(約120万円~120万円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
二階建ての場合 | 10日間~2週間 |
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平屋建ての場合 | 10日間~2週間 |
30年から40年以上の築年数の場合、丁寧に使われている家であれば、構造体などの破損がそんなに見られないので、解体費用もあまり違いがありませんが、もし何らかの破損が見つかった場合は、その限りではありません。
もし、家が50年以上経年していると、間取りも古く、現在の耐震基準を満たしていないことから、空き家のリフォームをするよりも、一から新築の家屋を建て直した方が住みやすい家が手に入る場合が多いです。
また、長年の経年劣化で、木材やコンクリート、鉄筋などが劣化のために腐食していることがあります。
解体する時でも、腐食の状況を確認しながら作業を進めることになるので、空き家の築年数が古いほど期間が通常の場合よりかかることになります。
特に、アスベストなど、危険な物質を用いている建材がある場合は、解体作業にさらに時間と費用がかかることになります。
特にアスベストは発がん性物質であり、その処理には国が定めたルールがあるため、作業工程も増えることで、解体費用も余分にかかります。
解体にあたっては、住宅街など隣接の民家がある場合は、防音シートや防じんシートなどの設置が必要になり、それらのシートで家を覆うために、足場を組む必要が出てくるので、足場のレンタル費用も余分にかかる場合があります。
また、解体で生じた廃材を運び出したり、解体作業で使う重機を運搬する際には、ダンプカーなどの大型車両が出入りしますので、周辺の住民に迷惑をかけないように事前の周知を行うことも忘れないでください。
空き家を解体する費用と、そのまま残して土地とセットで売却した時の価格はあらかじめ確認しておきましょう。場合によっては、売却する方がコストも手間もかからず、むしろ利益を得られることもあるからです。
家屋は年数が経てば経つほど「価値がない」と判断されるケースがほとんどです。間取りが古い、構造が古い、耐震基準を満たしていないなどがその原因となります。
そのため、空き家付きで土地を売った場合と、空き家を解体して更地の土地を売った場合では、売却査定額が変わることがあるのです。
例えば、建物が残ったままで土地を売った場合の売却査定額が2,000万円だった場合、空き家を解体して更地にして売却した場合、土地だけになった売却査定額は、2,100万円程度になります。
つまり、100万円分得をすることが出来ます。
ですが、解体費用がこの100万円を超えるようになってしまえば、結局自分の持ち出しだけが増えてしまうので、メリットがまったくありません。どういう手段を使った方がメリットが大きいのか比較検討することをおすすめします。
関連記事:空き家は「家屋付き」と「更地」どちらが高く売れる?
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40坪と言えば、木造二階建て住宅の場合は4LDK程度の場合が多い傾向にあります。
中には、離れがあったり、納屋などがある場合もあるので、その場合には別棟分の解体費用が加算されることから、解体費用の総額も増えることになります。
木造建築の解体費用相場(約120万円~160万程度)
1坪当たり:30,000円~40,000円程度
鉄骨建築の場合の解体費用相場(約160万円~200円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
鉄筋コンクリート建築の場合の解体費用相場(約160万円~200万円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
二階建ての場合 | 1週間~10日間 |
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平屋建ての場合 | 5日間~8日間 |
木造建築の解体費用相場(約160万円~200万円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
鉄骨建築の場合の解体費用相場(約200万円~240万円程度)
1坪当たり:50,000円~60,000円程度
鉄筋コンクリート建築の場合の解体費用相場(約120万円~120万円程度)
1坪当たり:50,000円~60,000円程度
二階建ての場合 | 2週間~3週間 |
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平屋建ての場合 | 2週間~3週間 |
40坪程度の広さになると、ある程度大きな重機を使わないと、2週間~3週間程度では解体作業を終えることができません。
ですが、大きな重機を用いることが出来るかどうかは、空き家に至るまでの進入路の道幅や、敷地内に重機を設置するだけのスペースがあるかどうかにかかっています。
もし、大きな重機を用いることが出来ない場合は、小型の重機や人力で解体を進めることになるので、作業期間も長くなりますし、作業員が増えればその分人件費が余分にかかることになります。
この点、規模の大きな解体業者に依頼すれば、作業場所に適した重機を元から持っていたり、人の確保が容易なこともあり、スムーズに解体作業が進むでしょう。
30坪と40坪の空き家を解体する場合、1坪あたりの解体費用相場にあまり変わりがないのですが、これは住宅の構造で変わる場合があります。
例えば、同じ40坪でも2階建ての正方形のような家もあれば、離れがあってそれを足して40坪になるような家もあります。もちろん、後者の方が別に建物があるので、解体時の費用も変わってきます。
また、太陽光パネルを設置しているなど、家とは別の設備を装備している場合、それの解体や処分にかかる費用もありますから、坪数だけで判断するのではなく、専門業者に詳細な見積もりを依頼して金額を比較することをお勧めします。
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50坪と言えば、木造二階建て住宅の場合は5LDK程度の場合が多いです。同様に鉄骨建築や鉄筋コンクリート建築の場合でも、間取りは5LDK程度の場合が多いです。
これくらいの規模になれば、離れがある場合もあるし、場合によっては三階建ての建物もあるかもしれません。
二階建てと平屋建てでは解体にかかる費用も変わってきますし、建物が複数存在している場合は、当然その分費用も期間もかかることになります。
木造建築の解体費用相場(約200万円~250万円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
鉄骨建築の場合の解体費用相場(約250万円~300万円程度)
1坪当たり:50,000円~60,000円程度
鉄筋コンクリート建築の場合の解体費用相場(約250万円~300万円程度)
1坪当たり:50,000円~60,000円程度
二階建ての場合 | 2週間~3週間 |
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平屋建ての場合 | 10日間~2週間 |
木造建築の解体費用相場(約160万円~200万円程度)
1坪当たり:40,000円~50,000円程度
鉄骨建築の場合の解体費用相場(約200万円~240万円程度)
1坪当たり:50,000円~60,000円程度
鉄筋コンクリート建築の場合の解体費用相場(約120万円~120万円程度)
1坪当たり:50,000円~60,000円程度
二階建ての場合 | 2週間~3週間 |
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平屋建ての場合 | 2週間~3週間 |
50年以上経年していると、木材やコンクリート、鉄筋などが劣化して危険な状況になっていることもあるので、解体作業も慎重になることが見込まれます。
作業をしている最中に、崩壊するリスクがある場合には、重機を使った解体はほぼ不可能になり、人力を使って慎重に解体を進めることになるので、作業期間もかなりの時間がかかりますし、人力を使うために人件費が余分にかかってしまいます。
また、アスベストなど、危険な物質を用いている建材がある場合は、さらに解体作業が慎重になるので、作業期間も費用もさらにかかることになります。
世の中には、50坪以上の空き家も多くあります。また、一軒家の空き家だけではなく、アパートやマンション、4階建て程度の雑居ビルなど、さまざまな建物が該当する場合も多いでしょう。
空き家の解体費用は、坪数だけではなく、構造や設備、廃材の運搬費用など、さまざまな要素が影響してきます。
例えば、100坪の一軒家であっても、それが平屋なのか、二階建てなのかで解体費用は変わります。二階建てになると、クレーン車が必ず必要になりますから、その部分の費用が高くなります。
さらに、廃材の処分費は、平屋であっても、木造の場合は廃材も木材だけなので処理費用が安価になりますが、鉄筋や鉄骨が含まれている場合は、鉄とそれ以外の部分を分別し、それぞれ処理することから、当然処理費用が高くなります。
また、地域によっては解体業者が少ない地域もあれば、飽和状態にある地域もあるでしょう。
飽和状態にある地域なら、価格競争が働いて、業者側から解体費用の値引きを積極的に申し出てくることもありえます。複数の業者から見積もりを取ることで、比較検討して業者を決めることをお勧めします。
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空き家の解体は、一般的に解体業者にお願いすることが多いのですが、それ以外にも空き家を解体する方法は存在します。
例えば、道具と時間さえあれば、自分で空き家を解体することだって可能です。その他にも、不動産業者に依頼するなど、様々な解体の方法があるので、解体する前には複数の方法を検討してみることをお勧めします。
特に、かかる費用と期間については、前もって予測や計画を立て、複数の業者から見積もりをとるなどして、ある程度の費用を算出することをお勧めします。
道具と時間さえあれば、空き家は自分で解体しても法律的にはOKです。しかし、アスベストが含まれている建材を使用してある場合は、専門家に依頼する必要があるので注意しましょう。
解体する際は、重機の手配や建設リサイクル法の届出、道路使用許可、建物滅失登記など様々な届け出が必要となります。準備や実際に解体を自分で行うことも大変ですが、何か起こった場合の保証がないのも問題です。
自分への事故の危険性もですが、近隣の方へ何か被害を与えてしまうという事も考えると、プロの解体業者への依頼をおすすめします。
不動産業者は解体業者の情報も知っているので、顧客の希望する解体業者を紹介してくれたり、迷っている場合には複数の解体業者を紹介してくれることもあります。
紹介を受けた場合、不動産業者にはマージンが当然生じるので、解体業者に直接依頼する場合と比べて、1割~2割程度多めの費用を支払う必要があります。安心できる業者に解体を依頼したいならば、元から優良な解体業者を知っている不動産業者に依頼することはおすすめします。
解体をするのであれば、解体業者におまかせをすることが1番おすすめです。必要な資機材を一式あり、必要な作業員を必要な分だけ用意して作業を進めてくれるので、自分は何もしなくていいことや、生じた廃材の処分も解体業者に任せることができます。
特に住宅街にある家屋を解体する場合は、騒音やホコリなど気を使う部分も多いですが、周囲の方への挨拶回りから迷惑にならないための対策も、プロである解体業者に任せておくと完璧です。
空き家の解体時に注意したいことは、意外なほどたくさんあります。
もちろん、解体業者に依頼した場合は、業者の方で対応してくれることもたくさんありますが、持ち主が直接対応すべきこともたくさんあるわけです。
解体した後も、自分が家を立てて住むような場合もあれば、第三者に売却する場合もあるでしょう。
いすれの場合であっても、解体時に事故などがあれば売却の話も「縁起が悪い」などと破談になりかねませんから、作業が安全に終わるよう、配慮する必要があります。
※参考サイト:実際に築40年の家を解体した体験談(実際の全工程写真付き)
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一般的に、空き家を解体する目安となる年数は、一戸建て住宅であれば築50年以上、マンションの場合は築40年以上が解体を検討する時期とされています。
その家屋の構造や使っている建材によって変わってきますから、必ずしも年数ありきで検討するだけでは不十分です。
特に、空き家を解体する場合には、解体にかかる費用や期間、解体後に残った土地の処分についても一緒に考えたうえで、判断することをお勧めします。
解体にかかる日数や費用は、その空き家の坪数や構造、階数によって大きく変わってきます。解体をする場合でも、まず複数の業者から見積もりを取って、納得できる業者に依頼するほうが賢明です。
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