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空き家のトラブル【生活インフラ編】

よくある空き家の生活にかかわるインフラのトラブルについてまとめました。

 

トラブルが起きたらまずは原因を特定し、それに対する対策をしないと、空き家の場合、状況はどんどん悪くなっていくのが普通です。

 

早めの対策をしていれば、大事にならないで済むことも、放っておくことで取り返しのつかなくなることも多くあります。

 

ここではよくある空き家の生活インフラにおけるメンテナンスや点検方法、修理する方法や修理にかかる費用を解説します。

空き家の管理を適切にしていれば、家屋の劣化によってもたらされるトラブルは回避することが出来ますが、ポイントを押さえて管理をしておかないと、思わぬ部分が壊れてしまい、トラブルの元になってしまいます。

 

家屋などの劣化に関するトラブルと予防法
  1. 火災
  2. 倒壊
  3. 排水

 

火災

空き家で一番怖いのは火災です。火災は空き家だけが燃えてしまうのならばまだしも、隣接の民家などに類焼してしまえば、多くの人々に迷惑をかけますし、他者の命を奪ってしまうことにもなりかねません。

 

空き家だから火の気はないと甘く見ていると大変です。意外なものが原因で空き家が火災になることもあります。また、空き家に不法に侵入した人が柿を使って火事になることもあり得るのです。

 

 

予防や対策

火災を防ぐためには、空き家に火災の原因となる機器を置かないことです。例えば、電気は使わない時にはブレーカーを落としておくことも方法の1つですし、電気の契約そのものを廃止して、漏電などから火災になることを防ぐことも可能です。

 

また、ガスなども使わない時にはしっかり閉栓をしておくか、契約を解除して火気が使えない状況にしておく方が安全です。

 

あと、意外なことですが、太陽の日が差し込む場所に水の入った水槽やペットボトルなどを放置しておくと、日光が屈折して虫めがねのような効果をもたらすことがあり、知らぬ間に火災を起こしてしまうこともあるので特に注意してください。

 

ちなみに、セコムなどの提供してくれるホームセキュリティサービスは、火災の発生時も通報してくれるサービスです。このサービスなら、空き家への不法侵入者も抑制することができます。

 

ご自身が「備えあれば憂いなし」と考えるならば、民間企業の提供するホームセキュリティサービスを導入することも検討してみましょう。

 

倒壊

古くなった家屋は、当然ですが倒壊する危険性もあります。

 

屋根瓦が落ちる、柱が傾くなどは、空き家になって発生することの多いトラブルです。屋根瓦が落ちれば当然屋根から雨漏りがするようになり、雨が空き家の中の湿気を増やし、木材の腐食を進める負の循環が起きてしまいます。

 

そもそも、家を支えているのは構造体と言われる、骨組みとなる材木の部分なのですが、構造体そのものが劣化すると、柱が傾き、家そのものが傾いたり、傾きから隙間が生じることで屋根から雨漏りがするなど、空き家が劣化する危険性が高まります。

 

予防や対策

空き家の構造体そのものが劣化するのを予防するには、まず屋根の修繕と外壁塗装を行うことです。

 

これらを行うことで、空き家を劣化させる要因である湿気や水分の侵入を防ぐことが出来るので、確実に空き家の劣化を遅らせることが可能です。

 

屋根の修繕は、瓦の葺き替えや塗装など、様々な方法がありますが、3LDK程度の洋風住宅であれば、屋根の塗装に約100万円、約50万の費用が掛かります。複数の業者で見積もりを取り、検討することをお勧めします。

 

あと、忘れがちなのはカーポートです。カーポートは鉄骨などで屋外に作られているものが多いのですが、市中の根元部分が経年劣化で腐食して、何気ない風などで倒壊する可能性もあります。

 

まず、根元の部分が腐食していないかや、カーポートの屋根の部分に穴があいているなど、風雨が吹き込んでカーポート全体の劣化を進めていないかを、併せて確認するようにしてください。

 

排水

誰かが住んでいる家の場合は、水道を常に使っている環境にあるので、その結果水道管の中は水で満たされていて、外部からも内部からも、水道管を通じて悪臭が出ていくことはありません。

 

ですが、空き家になって水道を止めてしまうと、水道管が空洞になり、そこを悪臭が通過することになります。空き家の中から悪臭がしてくるのはもちろんですが、下水道の場合は下水道本管からの悪臭が逆流してきて、空き家の中に充満してくることもあり得るのです。

 

予防や対策

排水トラブルを防ぐためには、定期的な通水が必要です。通常の水道管には「排水トラップ」と呼ばれる部分があり、その形はSの字を横向きにしたような形になります。

 

通常、水道を使っている場合は、Sの字の曲がっている部分に水が一定量溜まることで、水道管の中にふたが出来るようになり、悪臭を防ぐふたの役割を果たすことになります。

 

ですが、空き家となって水道を利用しなくなると、排水トラップ内の水が蒸発してしまい、その結果、満たされていた水によってなされていたふたがなくなってしまい、下水から悪臭が家の中まで上がって来ることはもちろんのこと、水道管を通じてネズミやゴキブリなど害虫が空き家に侵入してしまうのです。

 

そういう意味では、排水トラップの中が水で満たされている状態を維持しておくことは、極めて重要です。1ヶ月に1回程度通水をすることが一番の対策です。

 

通水は、1回水道をひねり、1分程度水を出しっぱなしにすることで効果的に行うことが出来ます。その水は排水溝から屋外に排出されますから、下水管や排水管の通水も一緒に行えます。

 

もちろん、雨どいなどの排水も併せて確認しましょう。

 

雨どいの排水は家の周囲にある排水溝を通って出ていきますが、枯葉などが積もって水のとおりが悪くなると、庭などに雨水が滞留したり、あふれた雨水が周囲の道路や隣接の民家に流れ込んでしまうこともあるので、必ず確認してください。

 

 

続いて考慮しておきたいトラブルは、空き家への不法侵入です。

 

人がいなくなれば、当然そこに侵入して悪事を働いたりする人も出てくるわけで、それらの人を避けるためには、空き家になっていることを悟られないようにするか、空き家であってもセキュリティ対策をしっかり講じておくか、いずれかになります。

 

もちろん、セキュリティ対策を講じるとそれなりの費用が必要になりますから、どれだけのリスクを軽減するかによって、不法侵入への処置を講じましょう。

 

不法侵入に関するトラブルと予防法
  1. ホームレス
  2. 泥棒

 

ホームレス

空き家に入りたがる人間として最も考えられるのが「ホームレス」です。

 

ホームレスは、その名前の通り、住居を持たずに移動しながら暮らしている人のことですが、特に梅雨時や真冬などは、屋外での生活が困難ですから、空き家を見つけるとそこに侵入していついてしまうことがあります。

 

ホームレスのすごい所は、人に気配を悟られないように潜むことです。日中は路上や公園などで過ごし、夜や天気の悪い時には、空き家に潜んで過ごすのです。

 

電気やガスが通じていなくても、自分でガスコンロを持ち込んで食事を作ったりするホームレスも多いのです。

 

場合によっては、ホームレス同士が「あそこはいい空き家だ」と情報交換をして、複数人のホームレスが空き家に居ついてしまう可能性もあることです。

 

予防策としては、空き家であることを悟られないことと、空き家であることが分かっても侵入させないように予防しておくことしかありません。

 

予防や対策

空き家であることがばれないようにしたい場合は、空き家であるかどうかを確認されてしまう部分にカモフラージュをしておくことです。

 

空き家か住んでいる家かを見極めるのは、インフラ関係のメーターです。例えば空き家でない家は、水道メーターの中にある栓が開けられていますし、電気メーターは絶えず回り続けています。

 

逆にそれらが動いていない場合は「人が住んでいない」と判断されてしまいます。

 

あと、ポストの中に昔のチラシや郵便物がそのまま入っているような状態は、明らかに空き家と悟られてしまいます。特にポストの中身は家の外からでも確認されやすいので、こまめにチェックして、適度に取り除いた方が良さそうです。

 

また、空き家でないことをカモフラージュすることは、ホームレス対策としては有効です。わざと家の中の明かりをつけっぱなしにしておくとか、玄関周りを特に清掃しておくだけでも、人が住んでいる雰囲気を出すことが出来るのでお勧めです。

 

ただし、電気をつけっぱなしにするということは、電気代を支払う必要が出てくるので、LED照明などできる限り電気代の負担が少ない方法で行うようにしましょう。

 

どうしてもカモフラージュができない場合は、セコムやALSOK(綜合警備保障)などが提供しているホームセキュリティサービスに加入することです。3LDKの2階建て住宅程度の広さであれば、月額5千円程度から加入ができます。

 

泥棒

空き家に侵入すると言えば、泥棒も注意しなくてはなりません。

 

泥棒だけではなく、不良グループなどが空き家を見つけて忍び込み、たむろするようなことも同様に注意しなくてはなりません。

 

この場合も、ホームレスの侵入を防ぐのと同じ対策を講じると予防の効果がありますが、泥棒の場合は金品を盗んで逃走するので、侵入された後では「時すでに遅し」となっている場合もあるので、貴重品は空き家に残しておかないことからまず取り組みましょう。

 

予防や対策

空き家の泥棒を懸念するのであれば、ホームセキュリティシステムを導入することも検討してみましょう。

 

最近では、警備会社大手のセコムやALSOK(綜合警備保障)などでは、空き家を対象としたホームセキュリティサービスを商品化しています。

 

サービスに加入すると、空き家に不法侵入があった場合や、火災を検知した時には、警備会社の防災センターに通報され、それぞれの警備会社のスタッフが空き家に駆け付けつつ、警察や消防などにも通報してくれる仕組みになっています。

 

気になるのは費用ですが、一戸建ての場合は月額5,000円程度から加入できるようになっています。

 

あわせて、ホームセキュリティに加えて、ゴミ清掃や換気、庭木の選定や水道管の通水などの空き家管理のサービスも付与すれば、金銭の負担は大きくなりますが、空き家の維持管理のすべてを業者に任せておけるので、持ち主が遠方に住んでいる場合でも便利です。

空き家の管理は、家そのものには気が回るのですが、それ以外の庭木とか放置物などには、気が回らないこともあります。

 

これらの管理を放置した場合にも、様々なトラブルが起こり得ます。予測されるトラブルを踏まえて、必要な対策を講じておきましょう。

 

管理を放置した場合に起こり得るトラブルと予防法
  1. 樹木・植物
  2. 残置物
  3. フェンス

 

樹木・植物

庭のある空き家の場合、誰も日常の手入れをしなくなってしまえば、当然木はどんどん伸びてしまいますし、雑草もおい茂って来ることになります。

 

樹木の枝が伸びると、隣の家にまで伸び切って迷惑をかけることもありますし、樹木の枯葉が風で隣地の民家などに降り積もってしまう場合もあります。そうなってしまえば、当然周辺の人たちに多大な迷惑をかけることになります。

 

雑草も同様で、蔦のように伸びてどんどん広がっていくような植物を放置しておくと、これまた隣の家に迷惑をかけてしまうことになります。

 

雑草が生い茂ればそこに虫たちが住むなどして、周辺の住宅の環境に悪影響を及ぼすこともあるので、速やかな対処が欠かせません。

 

予防や対策

樹木の管理が手間と思うならば、すべてを伐採してなくしてしまうことが一番手っ取り早いです。あるいは、ハウスクリーニングのサービスや便利屋を利用することで、定期的に除草や伐採をしてもらうことが適切でしょう。

 

除草や伐採になると、意外なところが安く請け負ってくれます。

 

各自治体単位で存在するシルバー人材センターは、高齢者である会員が派遣されて、空き家で除草や伐採を行ってくれるもので、定期的に依頼もできますし、1回だけとりあえずお願いしてみることも可能です。

 

それに、1回あたりの作業にかかる料金は、1時間1,500円〜1,800円程度と安価に設定されているので、気がついた時に頼んだり、自分がどうしても帰省できない時に頼んでみるのもよいでしょう。

 

残置物

空き家には、処分しきれないアイテムを「残置物」として置いたままにすることもしばしばあります。

 

実際、使わなくなった家電製品や衣類が屋内に残されていたり、壊れたままの家電製品などを庭先や建物の隅に放置することも多いので、残置物は意外と多くなります。

 

また、使わなくなった電気温水器などの、屋外に設置している機器も残置物の1つと考えていいでしょう。

 

残置物にまつわるトラブルで最も怖いのは、使わなくなった家電製品などの破損からくるトラブルです。

 

例えば、電気温水器は使わなければただの機械なのですが、中に水がたまったままになると、冬になって凍結し、機器そのものの破裂を促す可能性もあります。

 

もちろん、屋内の家電製品も注意すべきです。意外に起こりやすいのは電池の破裂です。電気が劣化してくると、液漏れを起こしたり、液漏れする前に電池そのものが破裂してしまうことがあります。

 

予防や対策

まず、本当に不要なものは処分するべきです。空き家にはものを残さないことが一番です。どうしても残す物があったとしても、発火などの危険を予防することが必要不可欠です。

 

例えば、古くなった電池は、ショート寸前に過大な電流を流すこともあります。これは、電池がショートした時に過電流が走り、家電製品の配線を燃やして、火災の原因になったりすることもあるのです。

 

ですから、使わない家電製品の乾電池はもとから抜いておくなどの対策が必須です。

 

あと、価値のありそうな残置物は、不法侵入者を招き寄せる可能性もあります。最近では、エアコンの室外機や、溝の蓋などが盗まれて換金される被害も出ていますが、これらの残置物は空き家にありがちなものばかりです。

 

使わない場合はこれらを取り外して、盗難されない場所に置いておくことも忘れないようにしましょう。

 

フェンス

住宅地の場合は、隣家との間にフェンスやブロック塀を設置して、お互いの生活エリアを侵食しないようにしているのが一般的です。

 

実は、このフェンスやブロック塀、意外と管理が行き届かない場合もあるのです。

 

フェンスは市中の根元が腐食すると当然倒壊の恐れもありますし、ブロック塀と言ってもコンクリートの劣化によってひび割れがあったりすれば、そこから塀そのものが倒壊するリスクが高まって来るものです。

 

フェンスやブロック塀の劣化は、野ざらしにされている以上はやむを得ないのですが、特に湿気がたまりやすい環境だと劣化は進みます。

 

湿気のせいで、庭の土が次第に沈下してしまえば、庭中に水たまりが出来てしまう状況になります。

 

その周囲の土壌も湿気を帯びていますから、その土壌に根っこを張っているフェンスなどの支柱が土中で劣化して腐ってしまうこともあるのです。

 

予防や対策

まずは水はけのいい土を入れて、庭に水たまりが出来ないようにすることと、雨水を家の外にうまく逃がすためにも、排水溝などにたまっている泥をさらったり、彼はなどたまっているゴミを取り除くことです。

 

特に梅雨時や台風直後は、思わぬ水たまりができていることがあるので、風水害の直後には空き家に出向いてチェックをしておく方が良いでしょう。

 

 

2.不法侵入に関するトラブルと予防の方法

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