タレントの松本明子さんは、実家じまいで大赤字を出したということで、【空き家の専門家】【家財整理の専門家】【墓じまいの専門家】と知っておきべきことと、やっておくべきことをまとめた本を出されています。
こちらの本の中に、両親の物から自分の物、先祖代々のものまで家財や遺品整理はとても苦労したと記載があります。実家が古くからあり、物を大切にする両親がいたという家の方は、口をそろえて遺品整理の大変さを語ります。
今は物を捨てるのにお金がかかる時代です。ゴミの処理にこれからもっと費用がかかる時代になっていきます。とにかく、実家の片付けを行うなら、早め早めの対策が必要だと感じます。
空き家に多い残置物の処分の方法や処分費用などを解説します。自分でできるだけ安く処分する方法や、いろんな業者で処分した時の手間や費用などをまとめてみました。
空き家にある家財道具の扱いについてはその手間がかかりすぎることもあって躊躇する人もいるでしょう。しかし、空き家に残されている家財道具はできるだけ早めに整理・処分するべきです。
なぜならテレビや冷蔵庫など、劣化したまま放置していると引き取り時に費用を求められる家財道具もありますし、家財道具を目当てに空き巣に入る犯罪者も現れる可能性があるからです。
また、親などが亡くなったあとに残された家財道具は「形見分け」などで遺族がもめることもあるのでさらに扱いが難しくなりますから、死去から時間が立たないうちに整理することが欠かせません。
実際に家財道具を負担なく整理・処分する方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説します。
空き家に残される残置物の主なものとして「生活に必要不可欠な物」や「趣味や実益のために集めていた物」が多いです。
いずれの物も誰かが住んでいるときは必要だったものばかりですが、使っている人がいなくなってしまえば残置物扱いにならざるを得ません。
残置物の種類によっては処分にお金がかかるケースも多いですが、うまく買い取りしてもらうことができれば思わぬ収入をもたらすことも十分あり得ます。
多くの残置物が残っているけれど、空き家を売りたいという方は、『訳あり物件買取プロ』がおすすめです。
部屋はそのままの状態で買い取らせていただきますので、片付けの必要はございません。
物がたくさんたまったゴミ屋敷のような状態でも買い取ってもらえるので、「せっかく片付けたのに、買い取り手が見つからない」ということを防ぐことができます。
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空き家に最も残りやすいのは家電製品です。家電製品と言ってもピンからキリまであります。
テレビや冷蔵庫などの「一家に一台」必ずある家電製品もあればステレオやパソコンなどの嗜好品もありますから、まずは1つ1つの家電製品の処分方法をどうするか決めなくてはなりません。
家電製品の処分方法として一番効率が良いのは買い取ってもらうことです。買い取りと言ってもリサイクルショップに1つずつ品物を持ち込むのではなく、出張買い取りをしている業者に空き家まで来てもらいその場で査定をしてもらうと手間も時間もかかりません。
出張買い取りのメリットは荷物を運ばなくていい事と、業者によっては衣類なども一緒に買い取ってくれるので処分の手間が省けることです。
ですが、デメリットとして出張費用分だけ査定額が減額することです。業者によっては「出張無料」と広告に記載していますが、実際には買い取り時の査定額で調整しているケースがほとんどです。
また、ガラクタ程度の価値しかない家電製品が含まれていても、業者は処分費相当分を査定できっちり見込みますから本来高値で売れるはずの家電製品があってもその利益が相殺されてしまうのです。
出来る限り高く家電製品を売りたい場合は、出張買い取りを利用せずに高い値段の付きそうな家電製品だけを単品で持ち込んで査定してもらう事です。
買取業者も複数の業者で査定をしてもらい、もっとも高額で買い取ってくれる業者に依頼する努力も忘れないでください。
例えば家電製品を売却する場合、買取業者に出張買い取りをしてもらうのが一番手間はかからないのですが足元を見られてしまうので価格はあまり上がりません。
場合によっては、商品を個別にオークションに出品した方が利益を見込める場合もあるのです。
代表的な家電製品はテレビやブルーレイプレイヤーなどのAV機器、あとはパソコン関係が良いでしょう。冷蔵庫や洗濯機などは運搬の費用もかかりますからオークションに出してもあまり人気が出ません。
ちなみに、パソコンやテレビ、それに冷蔵庫やエアコンなどは2001年4月から施行された家電リサイクル法の対象物になっています。
そのため、古いブラウン管テレビや家電リサイクル法の施行前に製造されているものは処分時に別途リサイクル料を支払う必要があるため買い手がつかないことが多くなります。
誰も乗らなくなった自動車やバイクが空き家に放置されてしまうこともあります。長年放置されているとオイルの腐食などが原因で故障してしまいただの鉄くずになってしまいます。
ですから、自動車やバイクを処分する場合は価値のある状態で売払うのがベストです。価値のある状態というのは、走行できるのはもちろんですが車内も清潔であったり「すぐにでも乗ることができる状態」を考えてください。
自動車やバイクは専門の買い取り業者も数多く存在します。業者が査定をするときに必ず見るのが「走行距離」「車内外の状態」「喫煙の有無」などは査定額に大きく影響します。
査定を受ける前にしっかりと掃除をするだけでも印象が変わりますから、直前に清掃することをお勧めします。
買取業者は全国展開をしている業者も数多くあるので以下のホームページを見て業者の性質や査定方法をあらかじめ確認しておきましょう。
もし買い取りが出来ない場合は廃車にするしかありません。購入した店舗などに相談して処分を依頼しましょう。
家具は空き家に残ってしまう可能性の高い家財道具です。
家具も価値のある物であれば買い取ってもらえる可能性があります。特に結婚時に購入するようなブランド物の家具は一定の価値があるので売却しても利益が出ることがあります。
ですが、ホームセンターで購入したような家具や自分で組み立てて作る三段ボックスのようなDIY家具は買い取ってもらえるほどの価値がないと考えた方がいいでしょう。
実際、空き家中の家具を買い取って欲しいと出張買い取りを利用した時に、価値のある家具もあったものの、価値のない家具ばかりが多すぎて逆に処分費用を請求されたという話もあります。
もちろん、買取時には中に入っている衣類はすべて片づけておかなくてはなりません。
また、二階に置いてある家具はその運び出しに手間がかかることもあるので、買取価格とは別に運搬手数料などの項目で費用を求められる場合もあります。
空き家に衣類が残っていることも多いものです。衣類は誰でも着れないので、結果的には処分せざるを得ないこともあります。
衣類の中にはブランド品もあればユニクロやジーユー、しまむらなどのファストファッション製品までピンからキリまであります。中には買い取ってもらえる価値のある衣類もあります。
それでも、大半が着ることも売ることも出来ない不要な衣類ばかりが空き家には残されます。
ちなみに衣類は各自治体のごみ回収で取り扱っていることが多く、決められた回収日に合わせて所定の方法でごみステーションに出しておけば衣類の処分は完了します。
ただし、あまりにも大量の衣類を捨てようとすると、ごみステーションがいっぱいになったりして他の住民に迷惑をかけてしまうことになりますから、常識の範囲でごみ出しをするようにしましょう。
衣類には様々なものがありますけど、ヴィトンやアルマーニなど、誰もが知っている高級ブランド品であればリサイクルショップで買い取ってもらえます。そうでない衣類は無料で引き取ってもらえればまだましと考えた方がいいでしょう。
衣類の買い取り価格がアップするかどうかは衣類の程度にもよります。汚れや破れなどがない事や衣類そのものに劣化がない物かどうかを確認してください。
いくらブランド品でも劣化があるようでは買い取ってもらえませんし、付属品が不足しているとそれだけで買い取り価格は下がってしまいます。
実際、ブランド品以外の服は買い取ってもらえる可能性が極めて少ないです。本当に人気のモデルであって、市中に出回っている数が少ない製品ならば数百円程度で買い取ってもらえる可能性は出てきます。
ブランド品を売るなら、ブランド品を中心に買い取りサービスをしている業者に持ち込むのがお勧めです。全国展開している買い取り業者については次のホームページを参考にしてください。
空き家に残された家財道具の中で、業者も買い取ってくれないから捨てるしかないと思うようなものが残った場合、フリーマーケットに出品してみるのも処分方法の1つです。
フリーマーケットは全国各地で行われていますから、空き家の近くで開催されていることもあるでしょう。そこに自分で持ち込んで出品してしまえばいいのですが、客層は十分に考慮しなくてはなりません。
例えば、家族連れが多くやってくるフリーマーケットに高齢者向けのアイテムを出品しても当然売れないわけです。
まずは、空き家に残っている家財道具がはたしてフリーマーケットの客層に合致するのかどうかを考えてみることから始めましょう。フリーマーケット情報を紹介するホームページもあるのでぜひ活用してください。
高齢者が暮らしていた空き家には、趣味の盆栽やガーデニングが高じてたくさんの植木や庭木がそのまま残っていることも多いです。
これらはよほどのものでない限り買い取ってもらえることはありません。盆栽の中でも品評会で最優秀賞を取るようなものであればかなりの価値があるのでしょうが、そうでない場合は自らで処分するしかありません。
空き家を解体する時にはその作業に合わせて処分をしてもらえば手間もかかりません。
問題は空き家を貸したり売ったりするときです。こうなると庭木も植木も邪魔になることが考えられます。
ただし、これらは次のオーナーに見てもらって「そのまま残しておいてほしい」とでも言ってもらえば、処分の手間はかからなくなります。聞いてしまったために「処分してくれないと困る」と言われればそれまでです。
植木や庭木を処分する場合は専門業者と言うよりは便利屋や造園業、それに家屋の解体工事を請け負う業者に依頼すればいいでしょう。
それぞれの業者で費用は異なりますので、あらかじめ見積もりを取って複数の業者と見比べてから発注することをお勧めします。詳しくは、以下のホームページを参考にしてください。
https://mirai-seikatsu.com/garden/p8095/
http://ishii-kouji.com/niwaki/
https://www.919g.co.jp/garden/
その他の大型の不用品についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
まず、空き家の家財道具はできるだけ早めに「整理・処分する」ことをお勧めします。
ほとんどの家財道具は時間が経過すればするほど、売却しても価値が出ないばかりか、処分費を請求されることもあります。
もし整理に係る費用を気にしている場合は、速やかに業者に依頼するなどして家財道具が売却に値する価値を持っているうちに整理することをお勧めします。
具体的には以下にご紹介することを参考にしてみてください。
テレビや冷蔵庫などは家電リサイクル法により処分時にリサイクル費用を支払う必要があります。
そのほか家電製品の中には放置しておくとバッテリーからの液漏れなどによって破損し、粗大ごみとして受け取ってもらえない場合がありえます。
家電製品は程度が良いと買い取り、もしくは無料引き取りしてもらえる可能性もありますので、早ければ早いほど良いです。程度にもよりますが、製造年月日が3年以内であれば買い取りできる可能性は高いでしょう。5年程度でも状態が良ければ可能性は十分にあります。
ウェブ上の買い取り専門サイトやリサイクルショップなどに依頼して出張鑑定を行い、査定額に満足していれば売却したり、お金にならなくても業者に持ち帰ってもらうだけでも家財道具処分にかかる費用の負担を軽減できます。
人の住んでいない空き家には当然空き巣などが不法侵入するリスクが高まります。
家財道具を置いていれば誰かが住んでいる様にカモフラージュができるかもしれませんが、空き巣などは家財道具だけでなく郵便受けの様子や訪問者の有無などを長期間にわたって確認しているのであまり意味がありません。
むしろ、家財道具を目当てに不法侵入するリスクが高まることを考えると速やかに整理した方が防犯対策になります。
持ち主が亡くなったあとに残された家財道具は一般的に「遺品」と言われますが、遺品をめぐってトラブルになることもしばしばあります。生前に故人が家財道具を譲り渡すことを約束していたと言い張り、家財道具の権利を主張する親族や故人の友人などが出てくると余計にトラブルが起きます。
そもそも故人の家財道具の権利は親族に移行するものであり、誰かが形見分けの約束を主張しても契約書が作られているか遺言書に明記されていない限りは無効です。
また形見分けは故人が亡くなって数年後に再燃する場合もありますから、持ち主が亡くなった時点で家財道具を整理してトラブルを防いでおく必要もあるでしょう。
家財道具を整理するタイミングとしては持ち主の承諾を得ながら行う「生前」か、持ち主が亡くなってしまってから行う「没後」しかありません。
いずれの場合でも整理することは問題ありませんが、それぞれの場合におけるメリットやデメリットを詳しく紹介します。
生前に整理を行う場合は、親など家財道具の持ち主の意向を確認しなくてはなりません。空き家になっている場合、親などは老人ホームなどの施設に入所しているか病院に入院している場合が考えられます。
そうなると親が体調を回復して再度その家に住むのかどうかが整理の基準になってきます。もしその後家に誰も住まない場合は不必要な家財道具は処分・売却することもできます。
その逆で、持ち主が帰ってきて再び居住する場合は相談して本当に不必要な家財道具だけを処分する程度にとどめましょう。
生前に整理を行うメリットは将来的に親などの持ち主が亡くなった時の遺品整理の手間を省けることですが、整理に当たって意見が食い違うことで関係が険悪になるデメリットもあることは事実です。
持ち主が亡くなった後ならば誰に遠慮することもなく家財道具を整理できそうですが、その前に権利を相続できるかどうかを確認する必要があります。民法では亡くなった人の財産はその2分の1が配偶者、残った2分の1は子どもの数で案分して分けることになっています。
テレビや冷蔵庫をぶったぎって等分するわけにはいきませんが、厳密に遺産相続を行う場合には残された家財道具の価値を試算し金額に換算して相続することになります。
つまり、遺産相続の話し合いがつかない限りは勝手に家財道具を整理・処分できないことが没後に整理を行うデメリットと言えます。
ただし、遺産相続と言っても実際には家財道具を売却して現金化して得た現金を民法上の割合に基づいて分配することになりますから、それらの作業を早く行うことを理由に家財道具の整理を行うことはできるでしょう。
家財道具の整理は自分自身で行うこともできますが、手間と時間はかかることは否めません。もちろん業者に依頼することで手間と時間を軽減することはできますが、費用の負担は生じます。
まず、家電製品や高級家具などは、リサイクルショップに依頼すれば出張査定してもらえて売却することが可能です。売却することができない家財道具は自分自身でクリーンセンターなどに持ち込んで処分するしかありません。
家財道具といっても衣類もあれば家具もあり、家電製品もあれば食器類もあります。自治体が運営するクリーンセンターではそれぞれを分別して持ち込むことが義務付けられているので、分別の手間はかなり生じます。
食器類やおもちゃ類、それに書籍類は自らがフリーマーケットに出店して販売すればお小遣い稼ぎにはなるかもしれませんが、それらに手間暇をかける時間がない人には無理な方法です。
もし空き家を第三者に売却する場合には、家財道具を置いたまま引き渡す選択肢もあります。家財道具に価値があるものばかりならばいいのですが、そうでないものもある場合は残置物と呼ばれ、空き家自体の売却価格に影響を及ぼすので注意が必要です。
着物や貴金属類など自分では判断つかないものが出てきた場合、価値があるものなのかどうか、プロに来てもらい判断してもらうという方法もあります。
こういったサービスを利用した方が不用品買取業者では判断できなかった品物も、「こちらでは価値があると認められた!」という事もあります。
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空き家の管理を行う業者に依頼すれば家財道具の処分をしてもらえます。気になるのは費用ですが、業者によっては価値のある家財道具を買い取ってくれて処分費に充当してくれるので経費の節約ができます。
また、業者を決めるときは複数の業者に見積もりを依頼して比較した結果決定するのもおすすめです。
便利屋は庭木の選定や除草、ペットの散歩や不用品の処分など、さまざまな日常生活の手間を代行してくれます。もちろん、空き家の家財道具処分も請け負ってくれます。
便利屋に家財道具の整理・処分を依頼した場合、基本的には時間単位での支払いになります。例えば2時間程度作業を依頼した場合、1時間当たり5千円~1万円のサービス料を支払うことになります。
具体的な作業内容としては、空き家内での家財道具の移動整理はもちろん、不要な家財道具をクリーンセンター等へ運搬し処分するところまで請け負ってくれます。
作業内容によっては使用する車両のリース料や燃料費も請求されるので、便利屋に依頼する場合は作業時間や従事する人数、使用する車両等について詳しく確認したうえで見積もりをもらっておきましょう。
便利屋のいいところは業者によって急な作業を依頼してもその場で対応してくれる場合が多いことです。大手の便利屋になると追加で人員を依頼しても余裕があれば即対応してくれるなどフットワークが軽いです。
空き家の管理上、家財道具が残ったままだと掃除すべき場所も増えてしまい時間と手間がかかってしまいますし、家財道具が古くなればやがて処分する必要も出てきます。
一番手間がかからないのは「現状渡し」として家財道具ごと空き家を売り払うことです。その分空き家の本体の売却価格は下がる場合もありますが、程度のいい家電製品が残されている場合は売却価格の下落もそれほどではありません。
この場合、家財道具の中に大事な書類やへそくりが隠れている場合があるので引き渡し前には必ず確認しておきましょう。
私自身も家財道具がある現状渡しの状態で空き家を購入しましたが、家財道具を整理しているとへそくりの入った封筒やタンスの引き出しの奥に落ちていた現金などがかなり出てきた経験があります。
家財道具とはいえ、どのようなものが残されているかは暮らしていた本人でなければ分からないこともしばしばあります。「何があるかわからない」ぐらいの見方で確認する方が整理もスムーズに進むでしょう。
遺品や残置物が残っていると、その処分そのものが面倒くさかったりする場合もあります。
特に、空き家そのものの売却や解体を急いでいる場合は品物ごとに遺品や残置物を売却したり処分を依頼する時間もないかもしれません。
そんな時には空き家に残っている遺品や残置物をそのままの状態にして売却する「現状引き渡し」も選択肢に入れましょう。売り主と買い主が合意すれば現状引き渡しはそんなに難しいことではありません。
売り主と買い主が合意すれば、空き家の中の遺品や残置物をそのままにして売却することも可能です。
合意ができれば家電製品や家財道具などあらゆるものをそのままにしておくことができます。タンスの中の衣類だって同様です。もちろん売り主と買い主の間で実際に現場を確認することは必須です。
遺品や残置物をそのままにした場合、空き家を購入した次の持ち主がそれらの所有権を持つことになります。もちろんそれを処分しようが自分で使おうが、前の持ち主であるあなたがどうこう言う権利はありません。
その分、空き家そのものの販売価格は減額されることが多いです。処分相当費が販売価格から引かれることが一般的だからです。本来前の持ち主がなすべき処分を任せるのだからこれは仕方がありません。
売り主と買い主の間で現状引き渡しに同意した時、いつの時点が基準になるのか分かりにくいかもしれません。
一般的には売買契約を交わした契約日であることが一般的です。不動産の売買契約は支払いを終えた後に行うことが原則です。
実際には、購入金を支払った日に司法書士などが同伴して事務所等で契約書を交わすことが多いです。この日を基準にして空き家の中の遺品や残置物の権利が買主に移動します。
もし、契約日以降に忘れ物をしていたことが分かったとしても権利が移動しているので買い主に対して交渉して返還等に応じてもらえるかどうか相談しなくてはなりません。
そんなことにならないように、売却前にはあらかじめ必要な遺品や残置物が無いかを確認して必要なものは持ち帰っておくようにしましょう。
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