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空き家の畳ってどうするべき?

空家の畳はどうすればいい?

空き家にある畳は放置しておくとカビが生えて悪臭の原因になったり、湿気が溜まりやすいことから床板が腐食して床が抜け落ちる危険性もあります。

 

放置したままだと空き家そのものの耐久性を低下させる危険性もあるため、適切な方法で畳の手入れなどを行うことが欠かせません。

 

そこで、空き家の畳はどのように管理するのがのぞましいのか、そのための方法や費用について詳しく解説します。

 

空き家の畳の管理方法

もし、空き家にある畳は比較的程度の良い場合は適切に管理して寿命を延ばすことも可能です。

 

使用頻度にもよりますが、人が住んでいる住居の場合では畳の寿命は約20年〜25年と言われています。

 

年数がこれらの数字未満であっても、踏んだ時にフニャフニャしたり一部分にへこみを生じるような場合は既に寿命を迎えていると考えた方がいいでしょう。

 

そうでない場合は、これから紹介する方法で畳の寿命を延ばしてやることも考えましょう。

 

畳をあげておく

畳は湿気を帯びると急激に劣化するので、適度に日当たりがいい場所で、なおかつ風が通るような場所に畳を上げておくことです。

 

それだけで畳の耐用年度はかなり伸びますから、今からでもいいので空き家の畳をぜひ上げておきましょう。

 

ただし、あまりにも日が当たりすぎる場所は畳表が日焼けして劣化が進みます。日焼けが深刻になると畳表だけは交換しなくてはならなくなりますから、真夏の時期などはむしろ直射日光が当たらない場所に移動することをお勧めします。

床下の換気を行う

空き家は閉めきった環境下に置かれるため、雨が降れば湿気がそのまま室内に溜まり、もともと湿気を吸収しやすい畳がその湿気を吸い込んでしまいます。

 

畳の材質によって吸収する湿気の量は異なりますが、イグサなど天然の材質で作られている畳は梅雨時2週間もたたない間にカビが付着することもあります。

 

特に、雨が降ると土から湿気が上がってきて、それは床下に溜まり、収まりきらなくなった湿気は床板を通して空き家の室内にまで及んできます。

 

ですので、床下の換気を行うことでカビの原因となる湿気はもちろん、カビ菌そのものも室内に入ってこなくなるなど、空き家の室内を快適な状態に保つことができます。

 

最近の住宅では床下換気システムが24時間動作して湿気がたまらないようになっている住宅もありますが、電気が通電していないとこれらのシステムは使えないので、空き家といえども電気契約を維持してシステムを動かし続けなくてはなりません。

 

そこまでの費用をもったいないと考える場合や、もともとそのようなシステムがついていない空き家の場合は床下の通気口を開けておきつつ、1ヶ月に1回程度は空き家にやってきてすべての窓を開けて室内の換気をするだけでもかなりの効果があります。

 

自分自身が定期的に空き家にやってこられない場合は、便利屋などの空き家の清掃や換気を請け負ってくれる業者に依頼することも方法の1つです。

 

専門業者については「空き家を管理して貰う場合の管理業者はどこが良いのか?費用はどのくらい?」に詳しく紹介しています。

害虫や害獣を駆除する

空き家には様々な害虫や害獣が集まりやすくなります。害虫や害獣や人が住んでいれば一定の清掃や換気をするので寄り付かないのですが、人がいなくなっただけでそれらが発生しやすくなるのです。

 

空き家に住み着く害獣の代表格といえば「ネズミ」です。

 

ネズミは畳をかじったりするので畳そのものが傷つくことがある他、絶好の寝床になってしまうので糞を散らかします。

 

糞が散らかされた畳は当然カビが生じて腐食も進むため、最悪の場合畳だけではなく床板が落ちる原因になります。

 

対策としては、専門業者に害虫や害獣の駆除をしてもらうことです。ネズミの場合は駆除剤をまいたり罠を設置すると効果てきめんですので、空き家を管理し続ける以上はぜひ「予防」の部分も考慮しましょう。

 

なお、害虫や害獣の駆除方法や駆除費用については「空き家のトラブル【害虫・害獣編】」に詳しく掲載しています。

除湿機を使用する

室内で除湿機を掛けておけば湿気が取れてよいのでは?と考える人もいるでしょう。

 

その場合、除湿機を24時間ずっとかけっぱなしになるので、電気代のことを気にしなくてはなりません。

 

6畳用の除湿機を24時間稼働させていた場合、最も電気代の消費が少ないデシカント式の除湿機であれば1日あたりの電気代が約40円かかります。

 

40円×30日×12ヶ月と考えれば、年間14,400円の電気代がかかる計算になりますが、これを高いと考えるかどうかは個人差があるでしょう。

 

あと、除湿器と言えども連続運転を推奨する機種ばかりではないので、24時間動作させたままだと発火する危険性もあるので十分注意しましょう。

古い畳はどうすればよい?

では、空き家にある畳が古くなってしまったり、もともと古くなっていた畳がある場合はどうすればいいのでしょうか。

 

実際には次のような方法があると思われます。

 

  • 新しい畳に交換する
  • 今の畳をリフォーム(表替え)する
  • 畳を撤去して通気性を確保する(床板を空気に触れさせる)

 

まず、空き家にそのまま古い畳が残ったままだと「湿気の塊」や「カビの住処」になってしまうだけなので、速やかに処分することが必要です。

 

あわせて、床下などに湿気がたまらないように床板をできる限り空気に触れさせて通気性を確保することも必要です。

 

むしろ問題は畳を処分した後の対応ともいえます。畳を交換するのか、それとも撤去したままにするのか様々な方法がありますが、それぞれの方法のメリットを確認してから対策を講じましょう。

 

それでは、具体的な方法や係る費用について詳しく解説します。

 

新品の畳に交換する

古い畳を処分して新品の畳に交換した場合、1畳につき1万円〜2万5千円程度の費用が掛かります。

 

また、古い畳を処分する場合は1枚につき千円〜2千円程度の処分費が必要になります。

 

畳の処分は、一般的に新品の畳の注文と一緒に対応することが多いです。新品の畳の注文は昔からある「畳屋」に依頼してもいいですし、工務店や建具店、ホームセンターのリフォーム担当、リフォーム専門業者に依頼することになります。

 

なお、畳の処分は自治体によっては粗大ごみとして対応してくれるところもあるので、前もって自治体のゴミ担当課に確認しておきましょう。うまくいけばごみステーションへの持ち込みまたは処分場所への持ち込みのいずれかが必要にはなるものの無料で処分してもらえる場合もあります。

 

なお、畳の交換や処分の相場は以下のホームページでも確認することができます。

 

畳の張替えや身長にかかる費用を教えて!(暮らしのマーケット)
https://curama.jp/magazine/437/

 

畳の表部分だけを交換する

一方、畳の痛みがそんなにない場合は畳床をそのまま使い、畳表の部分だけを交換する「表替え」をすることも可能です。

 

表替えは畳屋に依頼してもいいですし、工務店や建具店、ホームセンターのリフォーム担当、リフォーム専門業者に依頼することになります。

 

表替えは畳全部を交換するだけよりは安く済み、1畳あたり5千円〜1万5千円程度で行えるので金銭的な負担も抑えることができます。

 

なお、中古の畳はあまり存在しないのですが、畳屋に依頼すればリフォーム時に出てきた処分前の程度のいい畳を回してくれることは稀にあります。ですが、いつでも中古の畳があると考えない方がよさそうです。

 

撤去して床板だけにしておく

誰もすぐに住むことがない空き家の畳を交換するなんてお金がもったいないと思う人もいるでしょうが、畳をそのまま無造作に放置しておけば家がどんどん傷みやすくなるのですから、必要な対策は講じておくべきです。

 

もし、畳を交換するところまでの必要性を感じない場合は、畳を撤去して床板が直接空気に触れるようにだけはしておきましょう。

 

外した畳が不要な場合は畳屋などに依頼して処分だけしてもらえばいいですし、自分で粗大ごみとしてごみ収集に出すことも可能です。

 

実際、その部屋が使えなくなるだけで、空き家の管理上何の問題のないのであれば「最低限の対策」として畳を外しておくことをお勧めします。

 

フローリングに替える

畳の事で悩むぐらいなら、畳を取り去ってフローリングにリフォームしてしまう方法もあります。

 

かかる費用はフローリングに使う板材の質にもよりますが、安価な合板を用いた場合、6畳分のリフォーム費用は約15万円です。これらの費用には畳の処分費も含まれています。

 

また、断熱材などを入れて湿気が室内に上がってこないようにすることも出来ますが、その場合は1畳あたり1万円程度費用が割り増しになり、6畳分の場合総額20万程度の票がかかります。

 

特に、空き家に再び誰かが住み始める予定がある場合は、思い切ってフローリングにリフォームするのもよいかもしれません。

 

畳を捨ててしまう

とりあえず畳を取り払って捨ててしまい、床板の通気性だけを確保する方法もあります。

 

畳を処分する場合、畳屋に依頼して処分してもらう場合は1枚に付き千円〜2千円程度の費用が掛かります。

 

もし、自治体のクリーンセンターが粗大ゴミとして畳を処分してくれる場合は、持ち込みに係る手間はありますが場合によっては無料で処分してくれる場合もあります。

 

まず、畳の処分が可能かどうか、その際の費用はどれくらいかを自治体のゴミ担当課に確認してみましょう。

 

空き地を持っている人は畳をそこで燃やすことを考える人もいるでしょうが、昨今は煙による環境被害を訴える人も多く、いわゆる「野焼き」が禁止されている自治体も多いのでやめた方がいいでしょう。

 

そもそも畳の耐久年数は一般的に室内で使用していた場合で20年から25年と言われています。

 

ですが、実際に使用されていた環境によって差異はありますし、空き家になってしまえば劣化のスピードも速いので一概には言えません。

 

特にカビが生えたりして極端に劣化している畳は、表替えなどで活用することも出来ないので処分するしか方法はありませんが、ある程度劣化した畳であっても、基本的に畳屋で処分してくれます。

 

ただし、あまりにも劣化して移動させている時に崩れてしまうほどの腐っている畳については建具店や畳屋では対応してもらえない場合もあります。

 

その場合ごみ処理業者に依頼し廃棄物として処分するしか方法はありません。依頼した場合の費用は1枚当たり2千円〜3千円です。

まとめ

もし、あなたの管理している空き家の畳がすでに腐っていたり、カビが生えている場合は、残念ですが畳を交換することをお勧めします。

 

畳の手入れをする目的は「空き家が劣化しないように」や「再び住み始めることができる状況を保全するため」ですから、畳を交換するだけで満足するのではなくその後の管理の方法についてしっかりと考えましょう。

 

最近は空き家を定期的に管理してくれる有料のサービスもあります。費用の負担は必要ですが、その分空き家の管理のためにあえて時間を作らなくてもよくなるので、時間のゆとりは確保することができます。

 

畳と言えども、空き家を住める状態に維持しておくためにはその手入れが必要な事はこの機会にご理解いただければ幸いです。

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