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空き家のホームセキュリティは逆効果になってしまうのか?

空き家のセキュリティは逆効果?

空き家の中にある家具や家電製品の盗難や不法侵入を防ぐために、ホームセキュリティを導入している人や、導入を検討している人が多くなっています。

 

ホームセキュリティ=安心と言う考え方もあるでしょうが、場合によっては逆効果になってしまうことがあります。

 

例えば、玄関先に「セコム」「アルソック」などの警備会社のステッカーを貼っていれば、ホームセキュリティが導入されていることが丸わかりですが、同時に「ここは空き家です」とか「ここには資産が置いてある」と明らかにしていることにもなってしまいます。

 

空き巣などプロの犯罪者から言わせれば、センサーが反応して警備員が来るまでの時間をある程度計算でき、安全な時間内で犯行を済ませることも十分可能ですから、むしろ格好の侵入場所としてマークされてしまう可能性もあるのです。

 

そもそも、空き家にホームセキュリティを設置するべきなのでしょうか。ここではホームセキュリティが逆効果になってしまう場合や、ホームセキュリティが必要な場合についてご紹介します。

 

空き家のホームセキュリティは必須ではない

まず、空き家にホームセキュリティが必要かどうか考えてみると、正直なところ必須とまでは言い切れません。

 

防犯面で考慮した場合、例えば本宅が近所にある、こまめに空き家に来訪して管理ができる、近隣の親類が常に確認してくれるなど、既に有人で空き家の管理が対応できているならばホームセキュリティを導入してまで防犯対策を講じる必要はないでしょう。

 

ただし、空き家に貴重品や価値のあるものを置いたままにしていたり、すぐに駆け付けられない距離に住んでいるなどの事情があればホームセキュリティを付けておけば安心できることもあります。

 

特に、空き家の周辺に自分の代わりに誰かが駆けつけてくれたり、出向いてくれたりする親族がいない場合はホームセキュリティを導入し、万が一の事件が起きた時には警備員が駆け付けてくれる体制を作って置く方が安心できるでしょう。

 

ですから、ホームセキュリティは「必須」とは言えないものの、空き家を持つ身として安心感を得たい時には導入しておくことも考えておくと良いでしょう。

貴重品が無い場合はホームセキュリティを導入しなくてもよい

空き家にホームセキュリティを導入する際の判断材料は「貴重品」の有無もあります。

 

実際、空き家に骨とう品や美術品など価値のある品物や、一定の価値の見込める家電商品などが無い場合は、ホームセキュリティを導入する必要はありません。

 

むしろ、貴重品を空き家に置いたままにすることが危険なので、場合によっては貴重品を人の目が届く空き家以外の場所に移すだけで十分な対策になることもあるでしょう。

 

あと、空き家そのものが建物として一定の価値を持っているので、放火や破損などから守りたい場合はホームセキュリティを導入する必要性もあります。

 

ですが、空き家を将来的に解体することや売却する予定がある場合はそこまでして守ろうとする必要もないわけです。

 

空き家の建物や中に置いてある品物が果たして守るべきものなのか否か、それがホームセキュリティ導入の有無を分ける要素になるでしょう。

警備会社のステッカーがあれば「ここは空き家」とわかってしまう

防犯ステッカー

空き家のホームセキュリティが逆効果になる理由の1つとして警備会社のステッカーを貼っているからです。

 

例えば玄関先に「セコム」「アルソック」などのシールを貼っていれば、ホームセキュリティが導入されていることが一目瞭然ですが、同時に「ここは空き家です」と明らかにしている状態とも言えます。

 

人がいないのならば、人気も少なく目撃される可能性も少ない真夜中に侵入することを考える犯罪者が出てきてもおかしくはないのです。

 

また、防犯機器に精通している人間であれば、警備会社のステッカーから判断して防犯機器の種別を理解したり、最寄りの警備センターを調べ上げて通報から現場到着までの時間をある程度計算することもできます。

 

この機会に警備会社のステッカーを見て退散する空き巣ばかりではないことを認識してください。

空き巣から見たステッカーの存在は犯行計画を練る材料になる

空き巣は「ここは空き家です」と分かれば、ホームセキュリティの目をかいくぐって不法侵入しようとしたり、どれくらいの時間を掛けて犯行に及ぶことが出来るかを事細かに確認します。

 

そもそも、空き巣は1度見つけた家にすぐ侵入するわけではありません。

 

空き家であったとしても、時間帯や曜日を変えて何度もその家を確認し、数回確認したうえで空き家であることを徹底的に確認してから犯行に及びます。

 

空き家であることが確認できれば、次は防犯面の下調べです。当然ホームセキュリティがあるかどうかを確認しますが、真っ先に警備会社のシールを確認します。

 

ホームセキュリティがある場合はどの場所にセンサーがあって、どの窓ならば安全に侵入できるかを下見して徹底的に調べ上げます。

 

またホームセキュリティは、すべての窓にセンサーを付けると相当な費用が掛かるので、トイレや風呂場の窓にはセンサーを付けないことも多いです。

 

それを見越して、ならば「風呂場の窓から侵入しよう」とか「2階の明かりとり窓から侵入できる」などと、空き巣は安全な侵入個所を見つけて犯行に及びます。

 

空き巣にとって警備会社のステッカーは「ホームセキュリティが必須の資産がある」と公言しているようなものです。

 

また、警備会社の警備センターなどとの距離関係を調べ上げることで、センサーが反応しても駆けつけるまでの時間がどれくらいかを判断し、手際良く盗みを働くための計画も練りやすくなります。

 

ホームセキュリティを導入することは、それぞれの空き家の事情によって判断されるべきですが、ステッカーを見えるところに貼るかどうかはしっかりと考えてから決める方が良さそうです。

ホームセキュリティが逆効果にならないためにできる対策方法

ホームセキュリティが100%犯罪を防ぐことができないことはご理解いただけたと思いますが、では逆効果になることを防ぐにはどのような方法があるのでしょうか。

 

一番考えるべきなのは、ホームセキュリティではフォローできない部分を、別の手段で対策を講じておくことです。

 

ここでは、特に効果のある対策方法を3つご紹介しておきます。

 

二重セキュリティをかける

ここでいう二重セキュリティとは、複数の警備会社に依頼するという意味ではなく、ホームセキュリティでも複数の機器を使って監視しておくことを指します。

 

一般的なホームセキュリティは、窓や庭などにセンサーを付けておいてそこに反応があれば侵入者であると判断する機械警備が設置されています。

 

二重セキュリティの場合は、それに加えて室内に赤外線センサーを設置するなど、セキュリティ機器が二重に張り巡らされているようにすることです。

 

また、スマホやパソコンなどからリアルタイムに室内の様子が確認できる遠隔操作カメラを室内に導入しておくのもよいでしょう。

 

自分がふと気になった時いつでもスマホなどからアクセスして気になる部屋の様子を確認できるのは非常に安心感が持てます。

 

これらのセキュリティ機器を複数台・複数種類設置することで、侵入者が何らかの警備機器に引っかかってセキュリティが効果を発揮する可能性もアップするでしょう。

 

もちろん、最近では様々なセキュリティ機器がありますから、本当に守りたい部屋などがある場合は、警備会社に相談してさらにセキュリティ機器を増やすなどの対応を講じておくことも可能です。

 

ホームセキュリティ機器については、以下のホームページに詳しく紹介されています。

 

セキュリティ情報.com
http://www.security-joho.com/service/homesecurity.htm

侵入者があった場合にすぐに駆けつける体制を作る

ホームセキュリティの場合、警備機器に侵入者を察知したら速やかに警備会社から警備員が駆け付けるとともに、場合によっては110番など緊急通報を行ってくれるサービスもセットになっています。

 

実際、空き巣などが一番恐れているのは「物色中に人が駆けつける」ことです。

 

なぜなら、空き家の中にいるときに駆け付けられると室内から逃げ出そうとしても袋小路に閉じ込められて捕まってしまうからです。

 

誰かが駆け付けるというのは、警備会社の人でもいいですし、自分でもいいですし、もっと範囲を広げれば近所の親戚や友人でも問題はありません。

 

ホームセキュリティの場合、緊急通報先をあらかじめ登録しておくと侵入者が発生したことを自動音声で通報してくれる仕組みがあります。

 

その緊急通報先を、自分など「空き家にすぐ駆け付けられる人」にしておけば、何かあったときに速やかに空き家に急行でき、駆け付けた警備員と連携しながら侵入者に対処することも可能です。

電気に頼らないセキュリティ機器を使う

空き巣は、他人の住宅などに不法侵入することにかけては「プロ」です。

 

ホームセキュリティがどんな仕組みであるかはもちろん、どこに肝心かなめのセンサーがあるかなどはあっという間に調べ上げ、対策を講じて侵入してしまいます。

 

特に手の込んだ空き巣になると、空き家に引き込まれている電気配線を遮断してホームセキュリティを麻痺させて侵入しようとする場合もあります。

 

実際、電気配線を遮断すると警備会社がセキュリティ機器の異常を察知するので、異常がないかどうかを遠隔操作で確認し、明らかに意図的に遮断されたことが分かってから警備員を現場に向かわせます。

 

この時に生じるタイムラグこそ、空き巣が欲しがる「犯行に必要な時間」となります。駆けつけた時には既に犯行が終わった後になっている可能性もあるのです。

 

逆を言えば、電気に頼らないセキュリティ機器を使えば、空き巣の犯行を食い止めることもできるでしょう。

 

最近では、サッシや窓に物理的に取り付けておくロック装置がおすすめです。

 

これは、窓のカギ近くのガラスを割って窓を開けて不法侵入しようとする空き巣に対して、それとは別に物理的にロックをかけておく装置で、手の届かないところに設置しておけば空き巣も窓を開けられず退散します。

 

このような「電気を使わないセキュリティ機器」を使うことで、ホームセキュリティでは防ぎきれない犯罪を防ぐことも可能になります。

 

まとめ

空き家を管理している私たちにとって、警備会社のステッカーはお守りやお札のような役割を担っているものとばかり思ってしまいます。

 

ですがプロの空き巣たちにはむしろ「ここは空き家だな」と安心させてしまうことになるとは、思ってもいないでしょう。

 

空き家の防犯対策で必要なのは、さまざまな侵入方法を予測して対応するために想像力を持つことです。

 

その点、警備会社の人たちは防犯のプロですからさまざまな侵入方法や対策方法を知っています。

 

不安に思っていることがあれば積極的に相談して、必要な対策を講じておきましょう。

 

実際、ホームセキュリティを厳重にする分費用もかさんできますが、精神的な安心を得るための必要経費と思って支出することも考えてみましょう。

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