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庭石のある空き家は買い手がつきにくい。庭石のデメリットや処分方法について

空き家の管理で一番手がかかるのが「庭」です。特に空き家を処分する時に庭石は処分に手間と費用が掛かることがあり、管理する側に「やっかいもの」になってしまうこともあります。

 

そもそも、立派な庭園がある空き家には借り手も買い手も付きにくいものです。なぜなら、庭木や庭園の手入れができる人は少ないからです。

 

この記事では、庭石を処分するにはどのようにすればいいかを詳しく解説します。

 

1 庭石があることのデメリット

まず、空き家に庭石が存在することのデメリットを確認しましょう。

 

特に、空き家を処分する場合には庭石の処分を迫られる場合もあるので、ぜひ参考にしてください。

 

@売却や賃貸時に希望者が敬遠する

 

空き家を売却するにあたって、庭石があっただけで敬遠されるケースは実際にあります。

 

そもそも庭石自体、前の家の持ち主の「好み」で置かれているものですから、後に住む人にとって前の家の持ち主の好みが色濃く残されていると購入をためらうことも多いのです。

 

また、自分が庭石の手入れや処分をする可能性があればそれを「手間」と感じて敬遠したくもなりますし、庭石があるだけで庭が狭くなっているなど自分たちが「使いづらい」「住みにくい」と判断する人も多いからです。

 

庭石も人によっては日本の様式美を感じられる人もいるでしょうが、ただの石としか思えない人もいることは理解しておくべきでしょう。

 

A解体時に邪魔になる

 

空き家を解体して更地にして新築の家を建てようとしている場合、庭石の撤去には余分な費用が掛かるために敬遠されることも多いです。

 

また、庭石はその場で破砕処理する場合は少ないです。周辺が団地の場合は破砕機を使っていると迷惑になるので、最低限バラバラにしてから手積みしてダンプカーで搬出することが多いです。

 

もし庭石が人の力で持ち運びできる程度の大きさや重さであれば良いのですが、ほとんどの庭石が一人では動かすこともできない大きな庭石が多いものです。

 

一人でどうこうできない庭石の場合、重機や運搬用の車両、専門知識を持った職人さんなどの手を借りなくてはスムーズに撤去することはできません。

2 庭石を処分する方法

庭石を処分する方法で最も適切なのは専門業者に依頼することです。庭石のような大きくて重いものを素人の私たちが移動や処分を行えることはめったにありません。

 

むしろ、素人が扱うことで怪我をする可能性の方が高いので、専門知識や専門の用具を持っている業者に依頼する方が最終的には手間や時間、お金もかからずに済みます。

 

実際に庭石を処分するにあたっては、以下の4つの方法などがあります。

 

@園芸業者に依頼する

 

あまり知られていませんが、園芸業者は庭石の撤去も請け負ってくれます。

 

庭石の処分費用は、1立方メートルの正方形に収まるぐらいの庭石であれば、平均して3トンほどの重さがあると言われています。処分費としては1キロ当たり30円程度の相場なので、1立方メートル換算で3万円程度の費用が掛かると思われます。

 

ここに処分する庭石の数量、作業に関わる人件費、ユニッククレーン車など運搬や移動に必要な重機および車両に掛かる諸費用、最終処分にかかる費用などがプラスされます。

 

目安として、庭石として一般的な大きさを3種類にわけてその費用を計算してみます。

 

直径15cm程度(=ドッチボール程度の大きさ)の庭石
  • 処分費 業者に依頼すれば3千円〜5千円程度
  • 人件費 自分たちで運べば無料
  • 諸費用 自家用車で移動して業者に持ち込めば無料
  • 処分にかかる費用の総額 3千円〜5千円程度

 

直径50cm程度(一般的な室内用バランスボール程度の大きさ)の庭石
  • 処分費 業者に依頼すれば8千円〜1万円程度
  • 人件費 自分たちで運べば無料
  • 諸費用 自家用車で移動して業者に持ち込めば無料
  • 処分にかかる費用の総額 8千円〜1万円程度

 

直径1m程度(人力では移動不可・機械を使わないと移動できないぐらい)の庭石
  • 処分費 3万円〜5万円
  • 人件費 機械操作者1名1万円・運搬従事者2名2万円程度=3万円
  • 諸費用 2万円(ユニッククレーン車)+1万円(運搬用2トンダンプカー)
  • 処分にかかる費用の総額 9万円〜11万円程度

 

上記の金額はあくまで一般的なものです。立地条件により重機や大きな車両が入れない場合などは人の手で運び出すため、その分運搬従事者が増えて人件費がプラスになる場合もあります。

 

A便利屋に依頼する

 

便利屋は時間当たりの単価で労務作業などを請け負ってくれます。

 

庭石の移動であれば1時間あたり1名に付き4,000円〜5,000円程度の費用が掛かります。この費用には使用する道具や運搬のための車両の費用は含まれていないので、別途請求される場合もあります。

 

また、庭石の処分は便利屋では請け負えない場合もあるので、別の業者に下請けする場合もあり、その際は別途処分費を請求されることも考えておきましょう。

 

便利屋に依頼する場合はこの「実費負担」の部分を特に確認しておきましょう。運搬用の車両費用はもちろん、庭木の処分費などを明確にしてもらうことと、必要な経費をどちらがどこまで負担するのかなど、あらかじめ確認しておきましょう。

 

B自分で行う

 

手運びができるぐらいの庭石であれば、自分でトラックを借りて運ぶことで処分することが可能でしょう。

 

ただし、庭石は自治体のゴミ回収で扱ってくれませんから、造園業者など庭石の処分を請け負ってくれる業者に持ち込んで有料で処分してもらうしかありません。

 

あるいは、自分が自由にできる土地がある場合はそこに庭石を移動して放置しておくことは可能でしょう。

 

目安として、自力で運ぶことができる程度の庭石についてその処分費用を計算してみます。

 

直径15cm程度(=ドッチボール程度の大きさ)の庭石
  • 処分費 無料で捨てさせてもらえる場所があれば無料、業者に依頼すれば3千円〜5千円程度
  • 人件費 自分で移動するので無料
  • 諸費用 自家用車で移動できれば無料
  • 処分にかかる費用の総額 3千円〜5千円程度

 

直径50cm程度(一般的な室内用バランスボール程度の大きさ)の庭石
  • 処分費 無料で捨てさせてもらえる場所があれば無料、業者に依頼すれば8千円〜1万円程度
  • 人件費 自分で移動するので無料
  • 諸費用 自家用車で移動できれば無料
  • 処分にかかる費用の総額 8千円〜1万円程度

 

なお、1立方メートル(機械を使わないと移動できないぐらい)の庭石は下敷きになってしまうと重大な事故が起きる場合もあり、素人が移動させるのは危険です。

 

どうしても自分たちで処分したい場合は、現地で破砕処理をして運ぶという方法もありますが、破砕機を持っている人は少ないことと、現地では破砕機を使うことで騒音が生じて周辺の住民に迷惑をかけることになるのでお勧めできません。

 

C売却する

 

庭石によっては価値のある石である可能性があります。

 

例えば、大谷石や鞍馬石、年代物の石灯籠といった「名石」と呼ばれるような産地の庭石や造形物は造園業者などが買い取ってくれる場合もあります。

 

逆に、産地が特定できない庭石や安価な価格で購入した庭石は買い取ってもらえないことが多いです。ゼロ査定であっても有料で処分を請け負ってもらえるぐらいになるのが関の山です。

 

また、業者によっては安価な価格であっても砂利として再利用できる庭石を1kgあたり30円程度で買い取ってくれる場合もあります。まずは買い取り業者を探して査定してもらうことから始めましょう。

 

庭石撤去を業者に頼む場合は、以下のホームページも参考にしてください。

 

庭石撤去(植木屋.com)
http://www.ue-kiya.com/niwaishisyobunn.html

3 まとめ

庭石は処分するとなれば非常に面倒くさいのは事実です。庭石が大きくて重いものであることは確かですから、専門業者等に依頼して処分するのが一番確実です。

 

もし他人の土地などに不法投棄した場合は、自治体の条例によって罰則が科せられ、悪質な場合は刑事事件となって逮捕される場合もありますから、法律に従って正しく処分することを忘れないでください。

 

また、素人が庭石を移動させているとケガをする可能性もあります。あれだけ重いものが足の上に落ちたら骨折だけでは済まない可能性も高いですから、危険な作業をするリスクよりは安全を優先することも忘れないでください。

 

庭石の価値がわかれば、専門業者に査定を依頼して売却できるかもしれません。複数の業者に見積もりを依頼するだけではなく石に知識のある知り合いがいれば相談してみるのも方法の1つでしょう。

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